泣いたっていいじゃん。【そらる】 -完-

い ページ2

夢主side

私は高校3年になり、そらるに告白された。
でもそれからか、女子から避けられたり虐めを受けるようになった。

私は毎日隠れて泣いた。

そらるに気づかれないように。

勘付かれないように。


得意の笑顔で。


顔とかに傷が出来ても転んだって言ったらそらるは大丈夫？と言ってあまり詮索はしてこなかった。

今日だって課題で出されたレポートを一緒にやろうと思ったけどそらるに喋りかける時女子から睨まれていた。


これ以上そらるに気づかれる訳にもいかず、私は諦めた。


「…ゔぅ……ひくっ…ぅ…ひうっ…」

一人で泣いた。

誰にも見つからないように。

委員会なんて嘘。




キミにこんな顔を見られたくなかっただけ。


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昼休み、屋上＿＿

私はまた女子に呼び出された。

女1「まだ別れる気ない訳？」

「…私は、そ、…らるが好きだから。
そ、れ…だ、けは…譲れ、ない」

女2「アンタってホント懲りないよねぇ」

「そんな事ばっかやってるからそらるにも好かれないんだよ」

女2「はぁ！？」

「((はっ！…ヤバっ」

そう思った時には既に遅かった。


私の顔に拳が振り下ろされる。



殴られる、殴られる、殴られる、殴られる。
蹴られる、蹴られる、蹴られる、蹴られる。
踏まれる、踏まれる、踏まれる、踏まれる。



ゴッ…ガッ…パァァンッ……ガゴッ…


痛い…痛い

するとカチカチカチッと音が聞こえた。

「ぇ…」

掠れた声が聞こえたのだろう。


女3「ふふっ…ふはははははははっ…これでアンタを刺すってどう？」

女4「いいねぇ！！それ！！」

女1「さっすがぁ〜！！」

女2「さいっこお〜！！」


カッターだった。

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カッターが私の腕に振り下ろされた。





血が飛び散ったのは言うまでもないだろう。＿＿









・

た→←泣

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