花吐き病【あほの坂田】

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坂田side

二時限目が終わり教室に戻るとAは居なかった。

坂田「なぁ、まふ…Aは？」

まふ「…今日はもう帰ったよ、気分悪くて」

坂田「えっ…」

まふ「ねぇ、さかたんAとなにかあったの？
教えて？ね？」

坂田「…僕のせいなんや、…僕がAを傷付けたんや…」

まふ「どう言う事？」

坂田「…あ、もう次の授業始まってまうな、
僕、席戻るわ」

まふ「えっ、ちょっ…」


その場から一刻も早く離れたかった。



だってこの事を話せばきっと…



僕が花吐き病って事がバレてしまう……




まふ「………」





ごめん、ごめんな…






その日の授業は全く頭に入って来なかった。




四時限目の数学が終わってまふと一緒に屋上に向かった。






______キィィ…



そらる「おっ、来た来た」

うらた「遅いぞー」

坂田「授業が長引いたんですー」

まふ「さかたん授業聞いてなかっでしょww
寝てたじゃんww」



うらた「坂田、お前…」


うらさんからの殺気がすごいんやけど…

坂田「やめて！！殺さんといてぇぇぇぇ！！」


うらた「______んで、どうだ？
最近Aちゃんとは」

坂田「…もう駄目かもしれん」

三人「「えっ」」


坂田「でももう諦めるって決めたし！！
大丈夫や！！」

ヤバイ…



吐きそう…



そらる「…坂田、お前」


坂田「な、なんや？」




そらる「______なんで泣いてんだよ」






そらるさんにその事を言われて気づいた。






気づけば僕は涙を流していた。









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