第3話 ページ4
『じん、ふりぃくす!?不思議な名前だな!漢字は何と書くのだ!?ぷろはんたーとはなんだ!?なにかの称号か!?くじら島は分からんが分かる!!島の名前だろう!可愛らしい名前だ!!』
少年はただでさえ大きな目を見開いたまま喋っている。カタカナが分からないのか、発音に少しばかり違和感があった。
ジ「俺のことはいいだろ!ほら、早く。お前の番だろ」
『ふむ、承知した!俺はさっきも名乗ったが風音 水華だ!!風の音でかざね、と読む!名前はそのまんま読んでくれ!!何となくわかるだろう!
鬼殺隊の雪柱と、神という称号を持っている!!鬼殺隊は知ってるか!?
出身は日本だ!!北海道の育ちでな!雪が好きなんだ!!だから雪柱なんだぞ!!!』
何が面白いのかは知らないが、少年は相も変わらず愉快そうに笑っている。少しばかり頭が悪そうだ
ジンが少し考えるようなそぶりを見せた後、水華と名乗る少年に尋ねた。
ジ「お前…さっき〈今は何年だ〉って聞いてたな。お前が生きてた場所と、ここはどう違うんだ?」
『ああ違うな!全く違う!!此方は西洋のような場所だ!!しかし言語は間違いなく日本!というかまずここは日本か!?』
ジ「いや、違うな。ここは日本じゃない…と言うか、まずお前が日本だと思ってる場所も、日本じゃねぇ。」
『むぅ!?!?』
水華に軽く衝撃が走る。日本を知ってる人はいるが、日本は無い…そこで漸く、水華はここに来る前のことを思い出した。
『……………天界?』
ジ「…………はぁ?」
突然黙ってしまった水華をジンが不思議がっていたら、水華はとんでもないことを言い出した。
しかし無理もない。ここに来る前、彼は確かに死んだのだ。それは彼がよくわかっている。
見慣れないこの景色も、天界と言われれば納得する。
『…炭治郎は、どうなっただろうか』
ジ「ここは天界じゃねぇからな。誰だよタンジロウ」
『天界ではないのか!?!?』
またもやうるさくなる水華に、忙しいやつだな…とジンは呆れ顔を零した。
231人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むむ(プロフ) - キナコモチさん» キナコモチさん落ち着いてください…私も似たようなテンションなんですから……続☆編です!!ひゃあああああああ頑張ります!!ありがとうございます! (2019年10月6日 12時) (レス) id: 88d277cac2 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - 麗奈さん» 可愛いよな……(真顔)続編喜んでいただけて嬉しいです!頑張ります! (2019年10月6日 12時) (レス) id: 88d277cac2 (このIDを非表示/違反報告)
キナコモチ - 続☆編キタァァァァァアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!щ('∀')щウィーーー (2019年10月6日 11時) (レス) id: a8b1629d5b (このIDを非表示/違反報告)
麗奈 - 続編(゚∀゚)キタコレ!!、水華可愛い…(真顔 更新頑張ってください。 (2019年10月6日 11時) (レス) id: 91fcdb8923 (このIDを非表示/違反報告)
キナコモチ - 大丈夫だと思っておきますね! (2019年10月3日 16時) (レス) id: a8b1629d5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むむ | 作成日時:2019年6月29日 22時