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8 -Hokuto- ページ8
Aによって勝手に決められた2回目の作戦会議。
待ち合わせに指定されたのは駅前の小さなカフェだった。
前に仕事があるから、と連絡が来ていた。
店内に入って彼女を探す。
ゆるい生地の白ブラウスに淡い緑のフレアスカート。
気の強い話し方をする彼女からは想像しない服装。
「遅い。」
それでも、服の雰囲気に騙されるな、と言わんばかりに一言目は可愛げがない。
「5分前じゃん。」
「私10分前には来てる。」
可愛い顔して言うことは文句ばかり。
渡されたメニューを眺めていると、オムライスを指差す。
「これ、おすすめ。美味しいよ。」
綺麗な指が示す写真には半熟の卵が食欲をそそる写真。
「すみませーんオムライス2つ〜!」
慣れたように注文をするA。
「俺まだ食うって言ってないんだけど…」
「食べたそうな顔してたもん。」
得意げにそういう彼女に何を言っても無駄だと諦めた。
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作者名:SoRA | 作成日時:2021年5月10日 20時