＿＿＿＿３ ページ9
Koji side.
康「今日押したなぁ。」
辰「だな。」
康「ふっかさん電車？」
辰「ん、電車。」
康「俺今日車やから送れるで？」
辰「あー、いいや。今日彼女ん家行くから。」
康「そうなん？ほんなら、駅まで乗ってきます？」
そう言ってふっかさんを車に乗せて駅まで向かった。
辰「いや、なんでついてくんだよ。」
康「お見送りくらいさせてやぁ。改札の前まで！な？」
文句を言うふっかさんは階段を下りながら満更でもない顔をしている。
康「じゃあ、気ぃつけてくださいね。」
辰「康二こそ事故んなよ。」
携帯をかざしながら改札をすり抜けていく。
辰「康二、車ありがとな。」
ほら、こういうとこやねん。
番組とかYouTubeとかでは散々いじってキモい扱いするけど、こういうこと言ってくれちゃうからなんでもしてあげたくなんねん。
俺はふっかさんを見送り、階段を登った。
「〜〜〜っ、ヤバいヤバいヤバい！」
上から慌てて駆け下りてくる人。
康「......あ、」
見上げた視線の先に映ったのは、朝、電車でよく見かけるあの子だった。
そんな急いだら転ぶ、
そう思った矢先やった。
彼女がバランスを崩し、体が宙に浮いていく。
康「っ、危な、」
俺は思わず彼女の体を受け止めた。
ふわっと香るシャンプーの香り。
夢にまで見た彼女が目の前にいることに、心臓がギュンって音を立てて締め付けられた。
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cleam(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！短編集なので、タイトルどおり『息抜き』になっていたら嬉しいです＾＾他担様にそう言っていただけると、書いてて良かった〜！と思えます( ；∀；)是非、ここだけは他色くんたちにハマってみてください！笑 (2021年2月2日 10時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 初めまして。こちらの小説大好きです。黒さんが一番好きなのですが、cleamさんのせいで青さんや他色まで気になって仕方ないです(笑)リアリティ過ぎ！大好きです！ (2021年2月1日 13時) (レス) id: ee826c6c27 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 雪の王子様さん» 嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです...！私も頭の中でこんな現実がいいな〜っていつも思ってるのでお仲間ですね（笑）情景が浮かびやすいようにしているつもりなのでそう言ってもらえてとても嬉しいです！お読みいただきありがとうございました（＾_＾） (2020年11月6日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - コメント失礼します。すごくドキドキしながら読ませていただきました！こんなことが現実で起こってくれたら…泣 描写の仕方などがお上手だったのでお話にすぐ入りこめました。素敵なお話ありがとうございました。 (2020年11月6日 19時) (レス) id: 0ec33589bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 黒糖きな粉さん» いえ！こちらこそありがとうございます！もう暫くお待ちください〜( ^ω^ ) (2020年10月7日 12時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2020年9月14日 22時
