GAME12 DON'T LOOK BACK ページ14
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「なんだかアホらしくなってきたわ…」
あの二人のやり取りを見てたら確かにそうなるよ
「私、更屋敷カリンホラー中心の実況をしてるわ。なんか文句ある」
さっきパカが言ってたからホラー実況してるっていうのはわかるけど意外だな
「フフ更屋敷様はクールですね。さすが今年度踏まれたい女性実況者ナンバーワンです。実況時とのギャップがまた「うっさいわね革ジャンにするわよ」次後列へ」
そんなランキングあるんだ
そして、更屋敷さんの声がガチだったからかパカは次の人に回していた
「忍霧ザクロ、ステルス系をよくやる。…さっさとこの茶番を終わらせてくれ」
「それは貴方がたのがんばり次第でございます」
「俺たちが全員ナカノヒトゲノムの実況者だったということはわかった。実際聞き覚えのある声の奴もいる。…だがどうして俺たちを選んだ？一億ビューの達成がなんになる？お前の本当の目的はなんだ」
忍霧は帰りたがってる、のかな何となくだけど
「フェ〜〜〜〜」
あー…ナメられてんな
「……ふぇ…？」
流石にこれには怒るか？
「フェ〜イ」
「フン…簡単には口を割らないということか」
クシャアと髪に手を当ててるけどクシャアじゃないんだよ
「おう質問ついでにいいかい？」
一応次は鬼ヶ崎だけどその前に質問するみたいだな
「どうぞ鬼ヶ崎様」
「さっきから気になってたんだがこいつァなんでえ？」
そう鬼ヶ崎が親指を隣の机の上に置いてある花瓶を指して質問する
「ああそちらは第2ステージに関わる大切なオブジェでございます。じきにわかるときが来るかと」
ふーん…ならこの自己紹介が終わり次第第2ステージに突入といった所か
「ふーん……まァいいや、俺ァ鬼ヶ崎カイコク戦国統治や和風のゲームを主にやってる。よろしくな」
まぁ鬼ヶ崎に関しては見た目からしてやってるゲームがわかるよな
「ありがとうございます。ちなみに鬼ヶ崎様は第1ステージで最多の討伐数を誇っております。討伐ステージでは大変心強い人材でいらっしゃいますね」
「ヘェ、そりゃどーも…」
嬉しくなさそうだな…まぁパカに褒められて嬉しい奴なんていないか
「それでは次、羽上様お願いします」
あぁそういえば次は僕だったか
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作者名：雪雅 | 作成日時：2020年12月29日 14時
