思い出27 ページ31
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「そんなの最終的には霧宮自身が決めなくちゃいけないから僕がどうこう言える訳ないじゃん」
『……』
…仰る通りです。
「…もし仮に霧宮が近距離が出来る様になりたいって言うなら手伝ってあげなくもないよ。
中距離は……まぁ、歌川らへんに聞いたら?」
『…最後のは適当?』
「だって思いつかなかったし」
『……』
確かに菊地原くんは攻撃手だから関わりがあるとすれば攻撃手の先輩とかになるから知らないのも無理がないのかもしれない…
歌川先輩に今度何か奢ろうかな…
「…あ、いや、歌川より適任な奴いたは」
『…一応念の為聞くけど、誰なの?』
私でも知ってる人かな…
その方がありがたいんだけど…
「出水だよ…ほら…あ、弾バカの」
『あー』
…なるほど出水先輩か
弾バカと呼ばれるだけあってきっと
…頼っていいのかわからないけどいざとなったらそういう道がある
『…相談乗ってくれてありがとう』
「僕殆ど何にも言ってないけどね」
『……菊地原くんからしたらそうだろうけど私にとっては充分なアドバイスになったから』
…狭い世界が少し広がって行った気がしたから
「ふーん…」
『それじゃ』
私はそう言い自分の部屋に戻った。
……明日早めに行って試して見ようかな
ー次の日ー
今日は非番だけど私は試して見たいことがあるので隊室の訓練室に来ていた。
…トリガーの設定はこれでいいはず
……試すだけ…ネイバーに試すだけだから…平気なはず
この前宇佐美先輩が教えてくれた通りに機械を操作すれば訓練室にネイバーが出現する。ネイバーの数を3に設定すると私は訓練室に入った。
スコーピオンを出し
…風間さんや菊地原くん達の動きを思い出してその動きの通りに斬る
ネイバーが倒れる音がする
…一応倒せた…トラウマは克服した?
……わかんない
だけど、今はとりあえず残りの
…残りの2体斬ったけど、問題無かった。
やっぱり克服した?
……とりあえず訓練室から出て考えよう
訓練室から出ると何故か風間隊の皆がいた
…たまたま集まったのかな?
「霧宮」
『…菊地原くんどうしたの?』
「ちょっと模擬戦やろ」
近づいて来た菊地原くんに尋ねればそんな返答が返ってくる
『?わかった…あ、トリガーの設定「いい」』
「今のトリガー設定…つまり「スコーピオン」同士で戦おう」
『え?』
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しらせ(プロフ) - mai04034さん» そう言って貰えて嬉しいです(^^)これからも楽しんでいただけますよう頑張ります! (2020年7月13日 2時) (レス) id: 43630d8681 (このIDを非表示/違反報告)
mai04034 - このお話し好きです!これからも頑張ってください! (2020年7月12日 21時) (レス) id: fe11d25041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年7月7日 19時