思い出20 ページ23
・
『……
隊室に戻って来た私達は宇佐美先輩に
「まぁ実際、今私達の周りに1人
そう言いながら宇佐美先輩はニヤニヤしている。
『……つまり当てろと…』
「ご名答！さぁ、アマネちゃんこの中の誰だと思う？」
『…この中………菊地原くん？』
パッと目に付いたのが菊地原くんだった。
そういえば…
「おっ！どうしてそう思ったの？」
『……何となくだけど…前に家の壁二つ分遮ってるのに苦情言ってきたから、耳が良いなぁって思ったから』
「…正解。因みに、きくっちーの
聞き分けるのに便利そう…あ、でも大きい音とか聞いた時苦痛に感じるのかな…
「そういえば、菊地原この後、検診じゃなかったか？」
「はい、それで今から行こうと思ってましたが…」
「丁度いい霧宮も検査して貰え」
『…わかりました。…あ、検査ってどうやってやるんですか？もしかして注射ですか？』
注射は本当に嫌だ…
「そんなわ……そうだよ注射でやるんだよ」
よし、逃げよう
『…今の話は無かったことで』
私はソファから立ち上がりそう言って逃げようとしたが
菊地原くんにバッチリ腕を掴まれていた。
「風間さんからの命令なんだから、逃げちゃダメでしょ」
『………嫌だ』
「はいはい、行くよ」
『なんで…』
そして、私は半場引きずられる様に連れていかれた。
・
・
検査が終わり隊室へ戻る途中
さっきとは違い今度は腕を掴まれながら移動していた。
「何時まで怒ってるつもり？」
『……怒ってない』
「ダウト」
『…騙すのは酷い』
完全に不機嫌な理由は菊地原くんに騙されたから
「あんな冗談、信じた方が悪い」
騙した本人はこの様子
『……』
騙されたことが悔しくて菊地原くんがいる方とは違う方向に顔を背ける
「ふーん…そっちがその気ならこっちも最低限しか喋らないから」
あ……
やっちゃった…
一瞬菊地原くんと目があった気がしたけど言われた言葉を思い出して顔を背ける
その後、私達は隊室へ戻り風間さん達に私の検査結果を渡すと私は隊室にある訓練室へ練習しに行った。
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しらせ(プロフ) - mai04034さん» そう言って貰えて嬉しいです(^^)これからも楽しんでいただけますよう頑張ります！ (2020年7月13日 2時) (
レス) id: 43630d8681 (このIDを非表示/違反報告)
mai04034 - このお話し好きです！これからも頑張ってください！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: fe11d25041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪雅 | 作成日時：2020年7月7日 19時
