4時間目 呼び名の時間 ページ9
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赤羽さんが見せたのは自分の答案用紙だけではなく、私と時透さんのもだった。
「俺問題変わっても関係無いし…それに、悔しいけど俺の隣とその又隣は俺より順位上みたいだよ」
七瀬柚子 順位1位 500点
時透無一郎 順位2位 499点
「うぉ…すげぇ」
「俺の成績に合わせてさあんたが余計な範囲まで教えたからだよ
だけど俺はE組出る気無いよ前のクラス戻るより暗殺の方が全然楽しいし
…でどーすんのそっちは?全員50位に入んなかったって言い訳つけてここからシッポ巻いて逃げちゃうの?それって結局さぁ殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
その後、皆さんが殺せんせーを煽り初めました。
『・・・本当にこのクラスの人達は私にとって眩しい人ばかりです』
私は小さくそう言った
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無一郎side
『・・・本当にこのクラスの人達は私にとって眩しい人ばかりです』
柚子は小さい声だけどはっきりとそう言った。
彼女の表情は微笑ましそうにして、どこか寂しげになっていた。
彼女の過去が影響しているのかは僕は聞いた事がないからわかんないけど今にも消えてしまいそうな彼女を守らないとって改めて痛感させられた瞬間だった。
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柚子side
「七瀬さんと時透くん!修学旅行の班一緒にならない?」
そういえば…御館様から修学旅行に行っていいと許可を貰ったんでした。
『はい…私でよければ時透さんは?』
「決まってなかったしいいよ」
「やった!そうだ七瀬さんのこと柚子ちゃんって呼んでいい?」
『いいですよ茅野さん』
そういえばこの学校では皆私のことは苗字呼びだった気がします。
だからなんでしょうか、名前呼びが嬉しくて笑みが零れる
「だったら柚子ちゃんは私の事、茅野じゃなくてカエデって呼んで?」
『はい、わかりましたカエデちゃん!』
「えぇ!?だったら僕も時透さんじゃなくて名前で呼んでよ!」
『流石にそれは…申し訳ないというか』
流石に困りましたね…
「だったら、せめて君付け…」
『それだったら…』
ホッとしながらそう返す
「やった!」
「それじゃ、2人共こっち来て!」
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〜令和こそこそ噂話〜
実は柚子ちゃんはかなりの純粋みたいですよ!
後、敬語なのは癖なようです。
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Ruriyuri - 読んでてとても面白いです。続きが待ち遠しいです‼️ (2022年3月16日 21時) (レス) @page39 id: 825b0bc841 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 投稿お疲れ様です!とても面白いです!続き待ってます! (2020年4月12日 11時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしています! (2020年3月31日 11時) (レス) id: 104d0cd352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年3月30日 23時