１７４．辰哉side ページ24
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蓮がお腹痛くてトイレに篭って、出てきたと思ったら廊下で酷く嘔吐。
で、済んだらよかったのに痙攣起こして倒れた。
大介がずっと蓮に声掛けてる間、俺は救急車を呼んで蓮が吐いたとこを片付ける。
1分ぐらいで痙攣は治まったけど目の焦点が合わない。
大介が抱き抱えて蓮の胸元摩ってるから袋構えればまた嘔吐。
気づかなかったけど、いつの間にか康二がいない。
ｶﾞﾁｬｯ...
ラ「ただいまー！」
ラウールが帰ってきたと思えば康二と３階へ。
遠くからのサイレンが聞こえて蓮が運ばれる。
付き添うのはもちろん俺。
病院で検査されて原因はストレス性胃腸炎。
痙攣は脱水症状があってそれが原因じゃないかって。
いまは点滴されてさっき目を覚ました。
大介「たつ、康二ヤバいかも」
辰哉「え、康二？蓮、ちょっとだけ待ってて？」
蓮「うんｯ...」
あまり一人にはしたくないけど、大介も話しにくそうだから廊下に出た。
辰哉「どうゆうこと？」
大介「康二って、近くで見ちゃったじゃん？吐いてるとこも痙攣起こしてるとこも」
辰哉「あぁ、たしかに、」
大介「で、俺が出るときに声掛けたらラウに抱きついてたんだけど。涼太と亮平が帰ったときはラウに抱きついて泣いてたんだって。
いまは泣き疲れて寝ちゃったらしいんだけど、康二はしばらく退行しそうって。」
辰哉「退行か、そうなったらとことん甘やかしてやるか」
大介「うん、俺会計済ませとくね」
辰哉「ん、頼む」
蓮のとこに戻ると腕を目の上に乗せて、鼻を啜ってた。
辰哉「蓮、ごめんね」
頭を撫でると唇を噛み締める蓮。
辰哉「唇痛いしょ。噛まないの」
蓮「ぅ...」
辰哉「ごめんな、ひとり嫌だったよな」
蓮「だっこｯ...」
辰哉「点滴してるから無理だよ。終わったらしてあげる」
蓮をだっこか。
できるかな、背意外と高いんだよな。
辰哉「まだ終わらないし寝ててもいいよ」
お腹トントンすれば寝た。
大介「寝たんだ」
辰哉「うん、会計できた？」
大介「うん」
辰哉「そっか」
大介「ご飯先食べてるように言っておいた」
辰哉「ありがとう」
今日は揃って食べるのは無理そう。
蓮の点滴が終わったのは２時間後。
家に帰る間ずっと俺の膝に乗ってた蓮。
本当はダメなんだけどね。
家に着いてからも離れない。
仕方ないからだっこして入るけど、腰が、、
照「お、おかえり。蓮、おいで？」
蓮「ひーにいｯ...ｷﾞｭｯ...」
照「っしょ...涼太がお粥作ってくれてる」
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作者名：未来
| 作成日時：2020年12月19日 15時
