175.照side ページ25
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蓮を俺の膝に乗せて、亮平が食べさせる。
翔太「康二、お風呂入ってきな」
康二「...」
翔太「康二、入んの遅くなるから早く入ってこい」
涼太「翔太、一緒に入ってきたら?」
翔太「なんで?」
涼太「なんでってその方が早いから」
翔太「行くぞ」
乱暴だな。
蓮「いらない....」
亮平「うん」
涼太「やっぱり多かったか」
蓮「ごめんなさいッ...」
涼太「大丈夫だよ」
大介「これ、飲ませといて」
亮平「ん、蓮、アーン」
唇を開くんじゃなくしまった。
亮平「りょう兄」
ヨーグルト片手に戻ってきた亮平。
亮平「蓮、アーン」
蓮「パクッ...」
ヨーグルトを食べきった。
辰哉「とりあえずソファに寝かせといて」
照「おう」
蓮「おなかいたいッ....」
照「先トイレだな」
トイレに連れていく。
脱がせて座らせる。
ほんとに、痛そうだな。
翔太「あにきー!」
辰哉「はいはい、どうしたの」
翔太「康二、泣き出した」
辰哉「は?なんで翔太は慰めないの」
翔太「聞いても教えてくんねぇもん、無理だろ」
辰哉「...翔太は風邪ひく前に服きて髪乾かしておきなよ。康二」
蓮が急に俺の手を掴んだ。
照「どうしたの?」
蓮「んッ...みずッ..でたッ...」
照「え?水出た?」
トイレ壊れたか?
また踏ん張る蓮の背中をさすってやると水出たの意味が理解出来た。
翔太「いつから入ってんの?」
照「んー?10分ぐらい?」
そんな経ってないか?わかんねぇや。
翔太「お腹冷やしたら余計痛くなるからな」
落ち着いたのは翔太と話してから5分ぐらい経ってた。
蓮のおしりを拭いてトイレから出る。
蓮「だっこッ...」
照「っしょ...」
蓮「ギュッ...グスッ...」
照「あぁ、泣かないの」
トントンしてあげたらさらに泣き出した。
なかなか泣き止まない蓮に俺もテンパる。
辰哉「あれー、泣き虫さん誰かなー?っしょ...あちゃ、熱出てきてるな。照、体温計」
照「え、あ、おう」
辰哉「ん、つらいね」
体温計を蓮の脇に挟む。
辰哉「蓮のおでこに冷えピタ貼ってくれる?」
照「ん」
蓮のおでこに冷えピタを貼ってる間に体温計が鳴る。
大介「あちゃ、38.3そりゃ、泣きたくなるよ」
辰哉「だな。蓮、誰と寝る?」
蓮「ぅ..みんなでッ..ねるッ...」
翔太「康二、俺動けないんだけど」
ラウ「康二くん!ぎゅー!」
康二「ラウル...」
あっちはあっちで大変そう...。
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作者名:未来 | 作成日時:2020年12月19日 15時