１６７．辰哉side ページ17
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翔太と康二が降りてくる。
翔太「兄貴」
辰哉「んー？先に食べてて」
照「おう、手合わせて」
辰哉「和室行こ」
翔太「うん」
翔太と和室へ。
辰哉「で？話って？」
翔太「ちぃ兄に怒り方教えてやってよ。今日のやばかったんだけど」
辰哉「今日の？」
翔太「蓮と康二がケンカしてて、先に蓮が康二を蹴ったらしくて、康二がやりかえしでビンタしたんだけど、ちぃ兄も俺も蓮が蹴ったのは見てなくて、それで、康二が一方的にビンタしたと思ってちぃ兄が蓮を信じて康二のこと一方的に怒ったの。それで、康二家出手前でさ。止めたから家にいるけど、ちぃ兄しかいなかったら今ごろ康二家にいねぇから。」
辰哉「それで、蓮には怒ったの？」
翔太「知らない。俺、康二といたから」
辰哉「そっか」
他にも詳しく聞きだした。
蹴られたとこが赤くなってたとかいろいろ。
大介にはご飯終わったら話し合いだな。
辰哉「一応さ、蓮に聞き出してくんない？大介に怒られたって言われても本当か問い質して。泣いたら仕方ないから慰めて」
翔太「ん、わかった」
辰哉「ん、じゃあ俺らもご飯食べよ」
翔太「先、トイレ行ってきていい？」
辰哉「うん、俺先食べてるよ？」
翔太「うん」
今、一瞬前押えたな？
まぁ、あとで聞くとしてとりあえずお腹すいたしご飯食べよ。
襖を開けてリビングに行く。
涼太「あれ、翔太は？」
辰哉「トイレだって、すぐ来ると思うよ」
涼太が温め直してくれたのがテーブルに並ぶ。
ご飯食べ始めたけど先に食べてたからかみんな終わり始めてお風呂入りに行ったり、テレビゲーム始めたりと様々だ。
翔太「...」
涼太「はい、温め直したから」
翔太「ん、いただきます、」
翔太を気にしながらご飯を食べる。
辰哉「大介」
大介「...なに？」
辰哉「ちょっと」
また和室に行く。
翔太の視線を感じながら。
大介「...なに、」
辰哉「翔太に昼間のこと聞いた。康二を一方的に怒ったんだって？蓮も蹴ってんのに」
大介「でも、蓮は蹴ってないって」
辰哉「だからってそれはないだろ？康二は嘘つくやつじゃないだろ。」
大介「...そうだけど、」
辰哉「もし蓮が嘘ついてたとしたら、康二には怒って、蓮には怒ってないってことだからな」
大介「ぅ、それは...」
辰哉「見てようが見てないが、ケンカして手出したらどっちにも怒る。いいな？」
大介「はい、」
辰哉「ん、わかったならいいよ」
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作者名：未来
| 作成日時：2020年12月19日 15時
