帰宅時間2 ページ10
照Side
はぁ…絶賛怒ってます。
照です。
いったいアイツラは、今何時だと思って行動しているのやら。
とっくの昔に19時過ぎてるんですけど!
蓮「ねぇ、にい達遅いね。」
涼太「俺せっかく早くお店閉めたのに。」
康二「なんかあったんちゃうやろか(汗)」
亮平「もうちょっと待とうよ。依頼の時間は20時でしょ?」
照「亮平ならわかるんじゃないの?依頼が20時からでも、準備とか移動とか含めたら間に合わないってことぐらい!」
亮平「そんなの皆が早く動けばどうにかなるじゃんか!」
がばっ))
亮平「うっ!いっ、はぁはぁはぁ」
蓮「もう!そうやってすぐむきになって立とうとするから…」
涼太「照も亮平相手にそんなにむきになるなよ。」
照「ごめん。イラついてたから当たっちゃって…」
苦しそうに、胸をぎゅっと抑えて倒れこむ弟を見てやってしまった…
そう思った。
それでも亮平は、俺にやさしかった。
亮平「はぁはぁ、ひかっ、はぁはぁ、だぃじょぶだからっ、おれっわるぃかっらっ、いっ、はぁはぁはぁはぁ」
涼太「亮平。もういいよ?照にいもう怒ってないから。お薬飲もうな?ほれ、照飲ませてやれよ。」
照「うん。」
涼にいにわたされた利尿剤を亮平に飲ませて少し経った頃にようやく発作が収まった。
いつもなら体力を使い切って、ここで寝ちゃうんだけど、本人も今日は任務があるから気を張っているみたいで。
全然寝ようとしないので、取り敢えず元居た車いすに戻して、もたれやすいように後ろにクッションを入れてあげる。
さあ、こっちは落ち着いた。
あとは帰ってくる組がどんな顔して帰ってくるやら。
楽しみだねぇ
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