朝2 ページ3
涼太Side
えーっと。
うん。うちの朝の問題児。しょうたくん(5)のお部屋に付きましたね。はい。
今日もいつもどうりのやり方で起こしたいと思います。
多分起きないのがオチだろうけど。
大きい音や声が苦手な方は、耳を塞いだほうが賢明かも...
さあ、いくよ
涼太「翔太〜〜〜〜〜！！
起きろ〜〜〜〜〜！！大学の講義遅れても知らねーぞ！お弁当も無しだぞ！単位も取れないぞ〜〜〜〜〜！！」
翔太「べちゅにいいみょん…(別にいいもん…)」
こんなん、朝からやってるから、きっとご近所の方に嫌味っぽく元気ですねって言われるんだろうな…
しっかしうちの翔太はほんとにお肌がつるっつる。
寝起きに悪さは家族イチだけど、美容への執着も家族イチだわ(笑)
まあ、今はそんなことどうでもよくて。
起こさなきゃいけないんだったよな。
じゃあ、仕切り直して…
この方法がだめなら、こっちの方法でどうだ！
涼太「え〜？翔太そんなこと言っていいのかな？そんな悪いこと言うやつの美容グッズは全部捨てちゃうよ？」
翔太「う〜〜〜〜…(´・д・｀)ﾔﾀﾞ絶対ダメ！死んでもダメ！」
涼太「じゃあ、起きてくれるよね？」
翔太「うん、起きます起きます起きますから！」
涼太「おはよう。翔太。着替えたらさっさと下に来て。みんな待ってるんだから。」
翔太「あれ？ゴミ袋は？捨てるんじゃないの？」
涼太「あんな高価なもんマジで捨てるわけないだろ？」
翔太「噓？騙されたの？でもまあいっか！おかげで起きれたんだし？」
今日もなんか嬉しそうにスキップしながら、リビングまで行ってましたよ？
後ろ姿がすごくかわいいんです。
双子の兄には見えません。
まあ、でもこれで俺も今日一日頑張れる気がする…
ちょっと待って…
俺なんか忘れてない？
そうだ！大にいだ！
亮平は最後として、大にいを起こすの忘れてた！
階段の下からめいいっぱい叫ぶ。
これで起きなかったらもう知らない！
辰にいあたりが出店前に起こしてくれるでしょ？
最後の力を振り絞って起こしたいと思います。
涼太「大にい〜〜〜〜〜！！起きろ〜〜〜〜！！」
大介「今行く〜〜〜〜〜！！だから怒んないでよ！！」
案外すんなり起きたな？
また、夜中から朝にかけてアニメでも見ていたのだろう。
朝から二回叫びました。
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