朝4 ページ5
涼太Side
さあ、皆さんお待ちかねの亮平のお部屋にやってまいりましたよ!
知ってます?
うちの末っ子、いつでもかわいいですけど、寝起きが一番かわいいのですよ。
一つ問題があるとするならば、他の人たちみたいに無理に起こしたりはできないこと。
あともう一つは、細かく体調をチェックしながら起こしてあげないといけないところ。
涼太「亮平?おはよう。起きれそうかな?」
亮平「りょーにー?」
涼太「うん。そうだよ?体調どう?」
亮平「う〜ん」
寝ぼけてて返事になってない。
けど可愛い!
涼太「亮平。お熱と血圧だけ測っちゃお?」
亮平「ぜったいやーなきゃだめ?」
涼太「ちょっとだから頑張ろ?頑張ったらゼリー食べに行こうね?」
亮平「りょーにー。あーしてくれるの?」
涼太「うん。アーンしてあげる。」
亮平「じゃあはかる。」
医療器具が嫌いな亮平のために、俺が片手で体温計を脇に挟んであげて、もう片方の手で亮平の目を覆ってあげる。
何とかパニックにならずに検温終了。
亮平「終わったの?」
涼太「もうちょっと待ってね。」
今度は、血圧測定器を腕に巻く。
・今日は、血圧高めで体温低め。
・体が冷えないように気を付けてあげる。
・発作が出たらすぐ利尿剤。
・移動は歩かせない。
などなど、家に残って亮平の面倒を見てくれる、弟達のために極力わかりやすく。
かつ簡潔に、亮平の体調管理ノートに今日の感じを書いていく。
書き終わって、目から手を離すと、目を細めて小さな声でまぶしぃ…なんていう姿も可愛い。
こんな俺は、親バカならぬ兄バカだろうか?
いや?こうゆうのをブラコンって言うのか?
まあなんでもいっか!
亮平「にい、下行こうよ。」
涼太「うん。行こうな?」
俺は、棒のように細くて軽い亮平を抱っこして下に降りた。
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