目黒くんと先輩ちゃん。 Ren Meguro (ページ20)

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‧⁺ ⊹˚. ページ20

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You

「ふっかさん、買い物行こーよ」

辰「なんでー？」

「夕飯！作りたい！」

辰「え、何、作ってくれんの？」

「うん！」

自炊はたまにしかしないというふっかさんのために

今日は私が夕飯を作ることになった。

何がいいって聞いたら

即、目を輝かせながらラーメンって言ったから

今日は岩本家特製のラーメンを作ってあげる。

ふっかさんの家から1番近いスーパーに

2人で足を運んだ。

「ねね、桃ある！」

辰「おー、なんかデザート作れんのこれで」

「ピーチパフェ！」

辰「じゃあ俺買うわ、どれがいい？」

「1番甘そうなこれ〜」

辰「たっっか！」

しれっと1番高い桃を手に取って

ふっかさんの目の前まで持っていく。

その後は色々買って

ふっかさんの家まで帰る。

すっかりラーメンを楽しみにしながら

子供みたいにスキップするふっかさんを見ると

なんとも言えない気持ちになって

心が暖かくなった。

私、ふっかさんのこーゆー所に惹かれたのかなとか

まだ好きなのかなって思ったら

もう答えはどこにもなくて

彼の背中を見つめるしかなかった。

「ふっかさん、桃、ありがと、」

辰「んぁ、何、珍し」

「うるせー」

辰「あはっ、なんだそれ」

やっぱり、

君はかっこいいや。

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