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｢ うおおおおお！歌詞覚えらんねぇ〜〜！！ ｣
｢ 叫んでる暇あったらはやく準備しろ ｣
｢ 覚えてねーんだもんどうしよ照？！ ｣
｢ Aー、覚えた？ ｣
｢ 無視しないで！ ｣
｢ 覚えたよ、ばっちり。 ｣
｢ Aまで？！ ｣
｢ 佐久間うるせぇ！ ｣
歌詞カードが配られてからだいぶ経った頃、今日はレコーディングの日。
毎回のようにやばいやばい言っている彼はきっと今回も完璧に歌いこなすのだろう。
そういうところが本当にかっこよくてプロだなぁと思う。
｢ おーい、準備出来たって。 ｣
｢ お、了解 ｣
｢ よっしゃ、いくでー！！ ｣
｢ Aちゃん行こっ！ ｣
｢ うん、今行くよ ｣
今こうやってかわいく笑ってる彼女も
曲調によってはものすごく化けるんだから凄いとしか言いようがない。
わたしも頑張んなきゃな、と頬を軽く叩いて気合いを入れ直した。
｢ なべ〜〜！かっこいい〜！！ ｣
｢ 結婚して〜！！ ｣
｢ おいっ、外野がうるせぇ！！ ｣
最初の方は、最初にレコーディングする人の野次を飛ばすメンバー。
後ろの方でそれを見守っていると、舘さんに手招きされる。
なんだろうと思って近くに行くと、
｢ Aもなんか言っちゃいな ｣
｢ おぉっ、芽唯も参加する？！ ｣
｢ 珍しい！ ｣
｢ えっ？！ ...... が、がんばれ ｣
｢ だははは！！ありがと、頑張るわ！！ 笑笑 ｣
こういう時にちゃんとしたこと言えないのが辛い。
でも何かが翔太のツボにハマったらしく、みんなも笑ってくれて一安心。
｢ 舘さん ... ？？ ｣
｢ そんな顔で見ないでよ。笑 ｣
｢ いつもこういう時A後ろで見てるでしょ？ ｣
｢ そりゃぁ ... みんなみたいに面白いノリでいけないし、 ｣
｢ Aはそのままでいいのに。 ｣
｢ みんなそのままのAがすきだし、面白いんだよ。 ｣
｢ ... このままのわたしでいいなら、わたしは前からこんな気持ちになってない。 ｣
｢ ... え？ A、 ｣
｢ っごめん、わたし翔太の見学に行ってくるね。 ｣
思わず口をついて出てしまった。
こんな愚痴、舘さんが聞きたいわけが無い。
何か聞き返される前に逃げるように翔太のところへ行く。
後ろでわたしを呼び止める声が聞こえるけど気にしない。知らない。呼ばないで。
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綾香 - たまに誰sideか分からないから名前入れてほしいです。 (2023年4月2日 21時) (
レス) @page43 id: a55e42b054 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！誰が話しているのか記名してくださればもっと読みやすくなるかも、、続き楽しみにしてます！ (2023年3月26日 14時) (レス) @page29 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
ふそて - 初めましてSnowManの小説でこういった夢主のお話あまりないので続き楽しみにしています作者様のペースで構いませんので更新待ってます (2023年3月22日 22時) (レス) @page21 id: 3d2d6636c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サ | 作成日時：2023年3月22日 18時
