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Aside

目が覚めると、其処は見た事も聞いた事も無い場所だった。否、聞いた事なら有る。人間は生死を彷徨うと光り輝く場所に辿り着くらしい。

…って事は私は生死を彷徨ってる、と云う事か。

?「A?」

振り向くと其処に居たのは、長年再開を待ち望んだ人だった。

A「お父さん…お母さん…?」

これは幻想?其れ共本物?そんな考えが頭を過ぎったが、何にせよ両親との再開が今は堪らなく嬉しかった。

A父「如何してお前が此処に!?」

A母「一体其方の世界で何があったの?」

酷く焦った顔をして訪ねてくる二人。心配性な所は昔から変わり無い。

A「一寸…ね。」

ポートマフィアに入ってる何て言ったら、両親はどんな顔をするだろう?幻滅されるだろうか。

A母「A、貴女がどんな仕事をしていても、私は何時でも貴女の味方よ?努力家で責任感の強い貴女だもの。頑張っているんでしょう?」

流石母だ。生前、何度も私の悩みや隠し事を言い当て、話しを聞いてくれていたと云うだけ在って意図も簡単に見抜いてしまった。

A「私、今ね。ポートマフィアに入ってるの。前線では闘ってないけど、教育係をしててね。でも、此の前と或る抗争で異能力が暴走しちゃってね。此方の世界では意識不明の重体なの。」

A父「そんな…」

そんな悲しそうな顔しないでよお父さん。恨みは晴らせたよ。もう心残りは無いよ。彼方の世界に未練も無い。

A「私、お父さんとお母さんと一緒に居たい。また三人で一緒に「駄目だ。」お父さん、何で?」

A父「お前は私達の希望だ。母さんが死ぬ間際にお前に異能力を継がせたのは、お前なら必ず有効に使い、充実した人生を歩んでくれると信じたからだ。」

A母「貴女は人殺しより人助けの方が向いている。昔から『困っている人を助けたい!其の人の笑顔が見たい!』って云っていたでしょう?貴女なら必ず出来るわ。今すぐにポートマフィアを抜けろとは言わない。貴女は貴女の思うように人生を歩めば良い。でも、何時かその夢を叶えたいと心から思う時が来ると思うの。その時に、その異能を使って人を沢山助けて、夢を叶えて、幸せに成って欲しいの。」

A「でも…!」

私の言葉を遮る様に、母が私を思い切り抱きしめた。

__________________________________________
続きます!→

決意→←死闘の対価



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マカロン - ご指摘頂けて大変有難く思っております。まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い作品を書けるよう尽力致しますのでよろしくお願い致します! (2016年11月28日 21時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - いえいえ、此方こそ突然失礼しました。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 大変失礼致しました。早急に直します。訂正、ありがとうございます。 (2016年11月28日 20時) (レス) id: 88d69b25b4 (このIDを非表示/違反報告)
牡蠣(プロフ) - 太宰さんは絶対異能力は通じません。夢小説だとしても原作ルールは守ってください。注意失礼しました。 (2016年11月28日 19時) (レス) id: a7c2b6c73c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロン | 作成日時:2016年11月28日 2時

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