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動と止の狭間 ページ7

敦が乱歩と共に事務所を出ていくのを見送り、籌三郎はソファにどかりと腰を下ろした。



「いやぁ疲れた…慣れたつもりだったけど、都内からここまで遠いわ」

「柔だねぇ。体力はいっちょまえにあるのにその距離で疲れるなんて…」

「来て行成あんな状況じゃ仕方ないでしょ…何でまた襲撃なんてされてるのよ?」



お茶を淹れてくれたナオミに「ありがとう」と告げて一口飲む。正面に座った晶子は紅茶を飲みつつ、弟を詰っていた。



「良くあることですから。今回は修繕や周囲にお詫びを言いに行かなくて済みましたよ」

「今回は国木田の番だったしね」

「なっ!?」

「まぁ、結果オーライって事でね」



冷や汗をかく国木田に苦笑いを浮かべ、籌三郎は再びお茶に口を付ける。



「籌三郎さんの異能力も凄いですよね?あれってどんな感じなんですか?」



隣にちょこんと座った賢治がワクワクとした目で籌三郎を見る。



「あれね。まぁ便利っちゃぁ便利だけど、周りがゆっくりになるだけで俺自身は普段と変わらないから、解除した時に時計見ると嫌になるんだよね…。皆の一秒が俺には一分だからね…」



溜息をつく籌三郎に、国木田が「ふむ」と頷く。



「それなら俺の理想も狂うことなくこなせるが…実際そうなるとやはり辛いものもあるのでは?」

「まぁね。やろうと思えばもっと速く動けるし、遅くも出来る。けど、その分身体に負荷が掛かるんだよね」

「やるんじゃないよ」

「分かってるよ」



籌三郎は肩を竦めると、「そう言えば」と顎に手を置いた。

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∞色(プロフ) - 白さん» あわわわわ!ありがとうございます!外したつもりでいました(汗)気を付けます!御指摘ありがとうございました! (2016年12月2日 0時) (レス) id: d84928d06e (このIDを非表示/違反報告)
- 「オリジナルフラグ」が立ったままになってしまっていますよ。尚、二次創作は「オリジナルフラグ」の対象ではないので、外していただければと思います。 (2016年12月2日 0時) (携帯から) (レス) id: d9d0dd6f99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞色 | 作成日時:2016年11月27日 23時

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