聞きたかった言の葉 ページ6
｢ハハハ、そうなるよね…まぁ姉さんの事はさておき、これからよろしくね｣
｢あ、はい！よろしくお願いします！｣
ペコリと頭を下げる敦に、籌三郎はその頭をガシガシと撫でた。
｢うわわわわ！何ですか行成！｣
｢あぁ御免ね。随分と礼儀正しくて可愛いなと思ってさ。でもね…｣
籌三郎はスッと表情に影が指し、暗い顔になる。
｢怖がらなくていいよ。何もしないから｣
｢っ!?｣
｢声で分かるよ。警戒してる。初めて会う、それも歳上の人となると、警戒しちゃうのは無理ないかな？でも大丈夫。俺は医者だし、君を故意に傷付けたりはしないよ。絶対にね？それに、君はここの人間だろ？だったら俺とももう仲間だよ。同じだ｣
敦は籌三郎を見上げた。ほんの数センチの差だが、敦には籌三郎がより高く見えた。
まるで、空の上から神が見ているかのように…
｢あ、ありがとう…ございます｣
思わず敦は目頭が熱くなって来た。初めて会ったのに、相手の事なんてまだよく知らないのに、この人の言葉は何故か信じられる…そんな気がしたから
｢おい、呆けてないで準備しろ。仕事が山積みだ｣
国木田が敦の肩に手を置いた。
｢あら、仕事？｣
｢えぇ、乱歩さんに…｣
｢あぁ、ね。太宰君は？｣
｢どうせ川にでも流されてますよ｣
｢はは、変わらないな…｣
｢おい小僧…ん？｣
国木田は敦の目に涙が浮かんでるのを見つけた。
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∞色(プロフ) - 白さん» あわわわわ！ありがとうございます！外したつもりでいました(汗)気を付けます！御指摘ありがとうございました！ (2016年12月2日 0時) (
レス) id: d84928d06e (このIDを非表示/違反報告)
白 - ｢オリジナルフラグ｣が立ったままになってしまっていますよ｡尚､二次創作は｢オリジナルフラグ｣の対象ではないので､外していただければと思います｡ (2016年12月2日 0時) (携帯から) (レス) id: d9d0dd6f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞色 | 作成日時：2016年11月27日 23時
