61 ページ11
「最近�眞論萓犬領�習、厳しくね？」
たまたま、サッカー部の生徒の会話が聞こえてしまった。
「しかもなんかイライラしてるし」
生徒の言ってることは全て正しかった。
自分の不甲斐なさにイライラして、何度か生徒に当たってしまったことがあった。
それが生徒に伝わっていたなんて...
イライラしている原因はわかっている。
俺は、あの日から自然とアイツを避けるようになっていた。
部活とか体育の時とか話さなきゃ行けない時は話すけど、それ以外の会話は一切しないようにしている。
ジ「先生、どうして俺のこと避...」
優「悪い、今忙しいから」
そう言ってアイツが何か言う前に、その場を去る。
大の大人だって言うのに、こんな風にしか接することのできない自分がすごく情けなかった。
それに...こんなに虚しい気持ちになるのはなぜだろう。
きっと今の生活が、俺の望んでいた教師としての生活であるはずなんだ。
でも...
まだ半年も経っていない教師生活を振り返ると、いつもアイツがいて...
きっとそれは、アイツとの距離が近すぎたせい。
それを俺が許してしまったから。
初めからしっかりと突き放していればよかったのかもしれない。
そしたらこんなよく分からない複雑な気持ちにならなかったのに。
俺は教師として失格だ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
その日俺は、いつものように放課後の部活を終え、車に乗り込もうとする時だった。
ポンっと軽く背中を叩かれたと思い後ろを振り向くと....
誰もいなかった。
と思ったら後部座席のドアが閉まる音が聞こえ、驚いて車の中を覗き込めば、
樹「やっほー♪」
慎「優吾っちお疲れー！」
いつもの2人が乗っていた。
2人の笑顔を見ると一気に体の力が解れたのを感じたが、ハッと何かを思い出してもう一度背筋を伸ばす。
優「おい、何やってんだ。降りろ」
樹「えーーーー先生冷たいーー」
慎「冷たい冷たい〜！」
そう言って車から降りようとしない。
優「いい加減にしろ。もう下校時間すぎてるんだ。
さっさと帰れ」
慎「やだね！俺先生と約束したんだから！」
優「約束？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のぞみ☆(プロフ) - akkorin317さん» 初めまして〜！コメントありがとうございます！私も同じくジェシゆご大好きマンです...ジェシーさんには一生優吾様のヒーローとでも言いましょうか...とにかくずっと一緒にいて欲しいですね！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年1月8日 22時) (
レス) id: eb2c41acc4 (このIDを非表示/違反報告)
akkorin317(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく、ひやひや、もどかしいぃ〜とかなりながら読んでおります。鈴木先生の件はジェシーちゃん来てー！と心から願わずにはいられませんでした。ジェシゆご大好きマンなので、これからも楽しみにしています。 (2020年1月8日 7時) (レス) id: 05790d9b4e (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - sailさん» sail様〜！いつもいつも嬉しいお言葉ありがとうございます...sail様の生活に貢献できてわたくしは幸せでございます！最高のじぇしゆごをお届けできるよう頑張りますので、どうか今年もよろしくお願いいたします^^*) (2020年1月8日 6時) (レス) id: eb2c41acc4 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - 明けましておめでとうございます！昨年はのぞみ様の小説のお陰でじぇしゆご的に超充実した一年でした！センチメンタルも�眞論萓犬肇献Д昂�のもどかしい距離に悶えながら、毎度のご更新を滅茶苦茶楽しみにしています。今年も陰ながら応援しております…！！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: 3614506dac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のぞみ
| 作成日時：2019年12月22日 20時
