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東審判「え…？！」
リョウヘイ「変える…？」
審判も、俺たちも、会場にいた全員が、その言葉に困惑した。
西審判「…キョウヘイ様。 一体なぜ、どのように変更を？」
キョウヘイ「俺は、SnowMan全員に決闘を申し込んだんや。 人数を平等にすれば、そっちが2人余る。 それやと俺の決闘の意味がなくなる。 せやから、試合方式を勝抜きから、対戦に変更してほしい。」
ヒカル「はぁ？！」
みんな、戸惑いを隠せないでいた。
でもそれ…
ラウール「変だよ… 尚更人数を平等にしなきゃいけないじゃん。」
ラウールの言う通りだった。
対戦は、互いの選手が順番に試合をしていく方式。
人数を揃えなければ成り立たない。
キョウヘイ「…それと、条件がもう一つ。」
俺たちの疑問を晴らすように、キョウヘイさんは続けた。
キョウヘイ「俺の相手は、新入りの3人がしろ。」
コレラ「…え……？」
3人、で…？
ショウタ「…何が目的だ。」
キョウヘイ「言うたやろ？ 俺は全員に申し込んだ。 新入りの魔法も気になるしなぁ。 …何や、心配か？ お生憎様、お前が思っているよりも、俺は強い。 誰かさんへの怒りのおかげでな。」
ショウタ「っ… ……」
ショウタさんは、俺たちの顔を見た。
ショウタ「…いけるか？」
コレラ「っ…！」
1対3でこちらが有利だとしても、相手は王族だ。
どんな魔法で、どんな効果があるかなんて、検討もつかない。勝てる保証もない。
そんな不安が募っても、俺たちは口を揃えた。
コレラ「はいっ！」
ショウタ「…わかった。その声、信じるぞ。」
ショウタさんは審判に、ルール変更の許可を出した。
キョウヘイ「俺らの順番は既に決めてある。 こっちからルール変えたからな、教えたるから、10分以内に対戦者を決めろ。」
名前が書かれた紙を審判から受け取り、一度控室に戻った。
リョウタ「っ、え…？」
ラウール「リョウタさん…！」
控室に入ると、リョウタさんがいた。
ダイスケ「え、試合は…？」
リョウタ「っ…」
ショウタさんと目が合い、慌てて視線を逸らす。
リョウタ「ごめんっ、すぐ出て行くから、！」
ショウタ「ルールの変更があった。」
リョウタ「っ、」
ショウタ「SnowMan全員が出場しなければならない。 もちろん、お前もだ。」
リョウタ「…」
ショウタ「…決闘の間、顔を合わせることを許可する。」
リョウタ「…… …わかった。」
2人に何があったかはわからないけど、一旦治ったようだ。
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2023年9月20日 20時
