No.５２ ・・・・ごめん ページ4
「・・・・迅」
「よっ、お疲れ」
「・・・・・」
「イーブイ、明日の朝には目が覚めるって」
「・・・・・」
「あー、・・・・・」
「・・・・・・・・」
迅の見たあと、すぐに目を窓ガラスに向ける。いつのまにか夜になっており、ポケモンたちはスヤスヤ寝ている。話しかけている迅は無視だ。
「・・・・・ごめん」
「・・・・・こっちこそ、胸倉つかんじゃってごめん」
「いや、いいさ」
「ねぇ、見えてたんでしょ。こうなることが」
「・・・・・・・・・」
「そうなんだ・・・・」
こうなることがわかって任務を交代させようとしたのか、それだったら最低だ。
「今回のことは二つ選択肢があったんだ」
迅は今日起こるであろう二つの未来を話した。一つの未来は先ほどの未来、もう一つは街に近界民が出現する未来。迅は確率の高い街の方を優先したが、それは外れ私たちの方に近界民が来たのだ。なんだ、そうだったらそうなるって初めから言えよ。
「俺は最終的に未来を読み間違え、Aのイーブイにけがを負わしてしまったんだ。ほんと、ごめん」
「・・・・・・・・はぁ、バカだね」
「え・・・・」
「はじめから言えばよかったのに」
「いや、これは俺の問題だから」
「その問題に巻き込まれたんですけど」
「それはほんとごめん」
「あのさ、私たちはＢ級１位なんだよ。やられちゃったけど強いんだよ！」
「あぁ、わかってる」
「わかってない！」
大声で叫ぶ。迅はゆっくりこちらを見る。私は迅を真っすぐみる。
「イーブイを迅のせいにしたことは謝る。あれは私が不甲斐ないことがわかって迅に八つ当たりした。ごめん。でも、次は、こうはいかない！」
そのために、私、いや、私たちは。
「強くなる」
「・・・・・・・」
「だから、謝らなくていい」
そういって私は研究室に行こうとしたとき、「A！」と呼ばれたので振り返る。
「ありがとう」
「・・・・・未来視のサイドエフェクトで迅がいろいろ動いたりしてくれてるのは知ってる。でもそれを全部自分でなんとかしようとは思わないで」
一人じゃないんだから。と言って私は研究室に向かう。自分でなんか恥ずかしいことを言ってしまった。うわー、なに言ってんだ私。
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tOuka(プロフ) - コメントありがとうございます！何進化するのかわくわくしながら書きます！ (2018年2月27日 12時) (
レス) id: 6dc7259d10 (このIDを非表示/違反報告)
揚羽 - すごく面白いです。もし、夢主のイーブイが進化するなら何になるのか楽しみです。更新頑張ってください。 (2018年2月24日 18時) (レス) id: b8005de987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年2月10日 16時
