No.６１ なるほど ページ13
「コリンクか」
「はい」
「コリンク？なにそれ？」
タブレットに移った写真を桐江見せる。
「へぇ、かわいいじゃない」
「なんでコリンク？」
「初めてここに来た時に目が合って。あっ、いいなって思ったからです」
なるほど、直感か。
「いいと思うよ」
「え、ほんとですか？」
「あんた知らないの？Aの直感は当たるのよ」
「女の勘ですか？」
「それもあるかもしれないないかもしれない」
「？」
「私のサイドエフェクト、超直感なの」
それに驚く烏丸。なんだ桐江言ってなかったんだ。サイドエフェクトのこともあまり、わかってないみたいで軽く説明してる間に目的地に着いた。着いたのは研究所の中。そこでは多くの研究者が働いている。
「實島さーん」
「あら、A。どうしたの？」
「ここにコリンクがいると聞いたので」
「あぁ、コリンクね。ちょうど検査が終わったところよ」
そう言ってモンスターボールを出し、ボールを投げる。出てきたのはコリンクだ。私はコリンクを抱き上げる。
「はい、烏丸」
「え」
「えって」
私の行動に驚いた様子の烏丸。コリンクは烏丸を見上げる。お互い目があって数十秒。なんだこいつら。あ、でも。
「宮瀬さん」
「はい」
「俺、このこにします」
「はいよ」
私はコリンクを烏丸に渡す。實島さんは烏丸にボールを渡し、他の子の検査に戻った。
「よかったね、烏丸」
「あんた本当にこの子でいいの？」
「はい」
「ふーん、戻ったら早速バトルよ」
「え、俺今もらったばっかりなんですけど」
「そんなの知らないわ」
「小南先輩の前でもらったんですけど」
「いいから、行くわよ。A、後のことは頼んだわ」
「あいよー」
そう言って桐江と烏丸は施設を出た。無表情だけどどこか嬉しそうだ。
「あれ、コリンクがいない」
「あぁ、さっき正隊員が連れていきましたよ」
コリンクの姿を探していた研究者さんのつぶやきに私が答えた。研究者さんは、驚いた顔をしている。
「驚いたなー。あの子、他の子と違ってあんまり表情を出さないんだ」
「なぜですか？」
「さぁ、多分もとからだと思うよ。こっちに来た時から無表情だったからね」
「そうですか」
それじゃ、と言って研究に戻っていく。無表情と無表情か・・・。
「気が合っていいんじゃない？」
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tOuka(プロフ) - コメントありがとうございます！何進化するのかわくわくしながら書きます！ (2018年2月27日 12時) (
レス) id: 6dc7259d10 (このIDを非表示/違反報告)
揚羽 - すごく面白いです。もし、夢主のイーブイが進化するなら何になるのか楽しみです。更新頑張ってください。 (2018年2月24日 18時) (レス) id: b8005de987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年2月10日 16時
