No.５９ 笑うな！ ページ11
「俺はよかったと思うぞ。心に響いたし」
「恥ずかしい」
「照れんな照れんな」
「笑うな！」
初対面なのにこのやり取り、コミュ力どうなってんだ。すると米屋は私が持っている飲み物を見ている。
「飲む？」
「おっ、いいのか？」
「最後の一本だから心して飲め」
なんだそれウケる。と言いながらペットボトルを受け取る米屋。おいおい、飲みすぎじゃないか？
「あー、もう半分しかないじゃん！」
「わりーな。思ったよりうまかった」
「このやろー」
「いやー、それにしても。まさかあの射手１位様と間接キスができるとはな」
「へ？・・・・・・っ！！！」
こ、こいつ・・・・！思いっきり殴るがトリオン体は痛みを感じないためなんともない。「ほんとにいたくねーな」とか言われて腹が立つ。休憩時間はあっという間に終わり、Ｃ級ランク戦のロビーに案内した。軽く説明して今日のオリエンテーションは終了だ。嵐山たちはこの後メディア関係の仕事が残っているらしく、お疲れ様でしたと言って仕事に行った。暇になった私はぼーっと、ロビーのソファに座り、ランク戦を眺める。早速ランク戦をしている米屋。弧月か、私と一緒じゃん。すると隣にだれか座った。チラッと横を見ればばっちりと目が合う。なんだこのモサモサイケメンは。
「どうも」
「あ、どもー」
「宮瀬さんはランク戦しないんですか？」
「今はいいかなー。でもちょっとはポイント上げたいかも」
「それじゃ、俺とランク戦しません？」
「・・・・・お前誰？」
いまさらですか？と言われた。今更ですけどなにか。彼の名前は烏丸京介という。最近Ｂ級に上がってきた新人だ。え、知らない。「ランク戦どうします？」「まぁいいよ」「それじゃ俺が一本取ったらポケモン選び付き合ってください」「お前それが目的か」「はい、いろんな人が宮瀬さんはポケモン選びがうまいというので」なんだそれ、知らない。ブースに入り、十本勝負開始。
「一本取れたらね」
「はい、お願いします」
「はいはい。それじゃ」
先手必勝。私はすぐに烏丸くんの首を切る。烏丸くんはベイルアウトした。
「まずは一本いただきました」
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tOuka(プロフ) - コメントありがとうございます！何進化するのかわくわくしながら書きます！ (2018年2月27日 12時) (
レス) id: 6dc7259d10 (このIDを非表示/違反報告)
揚羽 - すごく面白いです。もし、夢主のイーブイが進化するなら何になるのか楽しみです。更新頑張ってください。 (2018年2月24日 18時) (レス) id: b8005de987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年2月10日 16時
