最高のパートナー【ワールドトリガー×ポケモン】

No.８　お疲れ様です ページ8

そして数十日後、街の復旧も進順調に進んでいる。私はというと、今日もボーダーの基地で訓練の日々だ。


「だー、疲れた」
「まったく、根性がないわね」
「いやいや、初心者と経験者の差じゃないですかね」
「うっさい、もう一回よ」
「うそじゃん」


　この数日でなんと仲良くなったのは第一印象が怖かった小南だ。小南とは同い年であの時は緊張してたらしい。緊張で睨むって・・・。訓練をするたびに由香里さんにも相手になってもらっているが最近は小南が多い。小南は弧月に二刀流、私は弧月一本で何本も勝負をしている。(因みに弧月とはトリオンでできた刀だよ！)


「きゅ、休憩は？」
「さっきしたでしょ」
「あれから一時間たっているような気がするんですけど」
「・・・・しょーがないわね。十分だけよ」
「・・・えー」
「・・・・ｷﾞﾛｯ」
「あざっす」


　小南の人にらみでやられる私って・・・・。トリオン体を解除してベンチに座り、他の様子をみる。私たちのように戦っているのは二組。風間さんとこと太刀川さんとこだ。風間さんは由香里さんからいろいろ教わりながら実践している。そして太刀川さんのところはバリバリ戦っている。しかも笑ってる。男子ってやっぱり戦うの好きだなー。まてよ、小南も戦うの好きだよね。


「お、宮瀬じゃないか」


　名前を呼ばれそちらを向くとそこには、東さんがいた。


「東さん」
「よ、お疲れ」
「お疲れ様です」


　となりいいか？どうぞ、どうぞと言って隣に東さんが座る。


「どうですか、狙撃者の調子は？」
「あぁ、銃なんてもったことないからな。中々苦戦してるよ」


　狙撃手は銃を使って遠距離から近界民を倒すポジションだ。ちなみに私は攻撃者だ前線で戦うやつ。


「攻撃者もこう見るとハードだな」
「あはは、体験してみます？」
「遠慮するよ」


　それからしばらく東さんと話していると風間さんとこのブースから由香里さんと風間さんが出てきた。

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