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No.7 ここは? ページ7

「ここは?」
「ボーダーの基地よ」


 さぁ、入った入ったといわれ、由香里さんの後に続く。ボーダーの基地を呼ばれている建物は川の上に立っている建物で由香里さん曰く「川か何かを調べる施設だったらしい」とのこと、謎い。中に入り、由香里さんに案内されリビングに来た。そこには十数の人がいる。パーっと見ると年齢はバラバラ、男女比は男性の方が多い。私はとにかく、由香里さんの傍を離れなかった。それを見た由香里さんは「え、なに?シャイなの」と言ったが無視だ。シャイではないけど知らない人ばっかりだと緊張してしまうのだ。こっちは中一なんですよ!こう、大人の人ばっかりだと緊張するんですけど!察して!!


「お、島崎。なに隠し子?」


 眼鏡の男性が由香里さんの傍に来て言った。なんだこの人。由香里さんは笑いながら「違いますよ」と答えた。


「この前話した子ですよ。ほら、あいさつ」


 と言って由香里さんは私の背中を押す。おいおいおい!
 由香里さんの前に立ち男性を見る。


「宮瀬Aです・・・・よろしくお願いします」
「おう、俺は林藤匠だ。よろしくな」


 と言って私の頭を撫でる。慣れてるな。それから林藤さんは、「おーい、小南!」と言う。するとボブヘアーの女の子が「なによ!」と言って林藤の傍にくる。


「宮瀬、こっちは小南っていうんだ。年も近そうだからよろしくな」
「・・・・宮瀬Aです」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」


 「由香里さんヘルプ!」と言う目で見れば、恥ずかしがってんのよと言われる。いやいや、思いっきり睨まれてますけど!これで恥ずかしがってるって見たことないんですけど!


「別に恥ずかしくないわよ!」
「(ほらー、違うって!)」
「えー、ほんと?」
「んじゃ、自己紹介」


 林藤さんが女の子の頭に手を置く。女の子は再び私を見る。


「小南桐江。あんた弱そうね」
「よわっ・・・・・」


 会って数分で弱そう発言をされた。心折れそう。


「こら、桐江」
「ふん!言っておくけど私、弱いやつ嫌いなの」
「・・・・・・」
「おいおい、まだ入ったばっかりなんだから弱いも強いもないだよ」


 林藤さんが軽く小南の頭にチョップする。小南はやられたことにギャーギャー騒ぐ。なんだこの子。
 それから、初のトリガーを手にし、起動。トリガーの説明やトリオンについて聞いて今日のところは解散だ。帰りは由香里さんに送ってもらった。

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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時

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