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No.38 来てしまった ページ39

「・・・・来てしまった」


 やってきたのは狙撃手のブースだ。いや、決して迅に言われたからじゃなく。そういえばあんまり狙撃手のブースに行ってないからなーって思ったからだ!そうに決まってる。


「あれ、宮瀬じゃないか」
「あ、東さん!」
「なんだ、顔が赤いぞ?」
「こ、これは・・・・走って来たからです!」


 理由は聞かないでください!と言ってなんとか逃れる。東さんは首をかしげたが、まぁいいかと言って「隊員探しか?」と聞いた。


「あ、はいそうです」
「だったら、あいつはどうだ?」


 と新人たちを指さす。狙撃手か、隊にいたらいいよねー。自分は攻撃手と射手のポジションだ、残るは銃手を狙撃手、だけだ。とりあえず、狙撃手の訓練の見学をすることになった。その中にはA級とB級も一緒に訓練している。狙撃手は他と違って、個人ランク戦はないのでこういうところでランクを上げたりしている。私と同じように見学している人もいる。動かない的を狙う訓練でA級はさすがほとんど真ん中だ。B級もなかなか、C級は真ん中にあたったらラッキーっていうところだろ。へーっと思いながら見学する。一人でみるのはつまらないのでイーブイを出す。イーブイはいつもの定位置に乗り、一緒に見学。・・・・いい人いるじゃん!見つけた!
 訓練が終わり、私は目星のつた人のもとへ。


「あの!」
「え?」
「あぁ、宮瀬」


 目星をつけた人のとなりには東さんがいる。・・・・じゃなくて!


「隊を作る気はありますか?!」
「え?!」


 その言葉にここにいるほとんどの隊員が私たちを見る。その人は「えっと、え!」と戸惑っている。

「よかったじゃないか、至」
「東さん・・・・、いや俺」
「宮瀬、こいつは神樹至っていうんだ」
「あ、なんか名前聞いたことある!」
「そりゃそうだろ、こうみえて俺の師匠だ」
「マジかっ!」
「俺らが入隊した前からいたのに知らなかったのか?」
「なんか、名前は知ってたけど顔は見てない」
「それもそれですごいな」


 いやー、見たことはあるかもしれないがたぶん覚えていな。なんだかんだでボーダーはキャラが濃いのだ。

No.39 あー、うん。→←No.37 いつか



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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時

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