No.29 おめでとう ページ29
「おめでとう、時枝」
「ありがとうございます」
「それで、實島はどうしたんですか?」
「ちょっと、佐鳥くんとAに用事あったの」
「え?」
「なんですか?」
用事を聴けば、最近見つかったことなんだけど、と話し始める。最近開発された機械があり、それで化石になっているポケモン復活できるとのこと。
「おぉ、すっご!」
「何匹か、成功して山岳地帯にいるの。これから、もう一匹復活するの」
見てみる?という提案を私と佐鳥は二つ返事をした。嵐山たちはここで待ってるとのことで、私と佐鳥は實島と一緒に研究室へ。
「それじゃ、始めるわよ」
研究室にはいり、その実験をみる。なんかアニメや漫画で出てきそうな機械を使っている。そして数秒後、眩い光が収まり、白い煙が消え、現れたのは知らないポケモンだ。そのポケモンは色鮮やかで、鳥みたいなポケモンだ。
「この子は、アーケンね」
「アーケン?」
「そ、結構古いポケモンだわ」
「へー」
まぁ、化石だから古いよな。アーケンはキョロキョロしている。目が覚めれば知らない場所なのだ。戸惑うだろうなーって思う。
「どう、佐鳥?」
「俺っ・・・」
「ん?」
「この子がいいです!」
「え・・・・」
「いいわよ」
「え?!」
「あざっす!」
佐鳥はわーい!と言いながらアーケンを抱き上げる。「重い!」とか言ってるけど笑顔だ。・・・・・まぁいっか。
こうして無事、佐鳥のパートナーが決まったのだ。
プルルルル
保護施設の帰り道。電話がなり、片手で電話に出る。もう片方には先ほどコンビニで買ったからあげが入った容器を持っている。
「はい。もしもし、宮瀬です」
『あ、A?』
「由香里さん」
電話の相手は由香里さんだ。
「どうしたんですか?」
『ねぇ、あなた』
いつになく真剣な声にどうしたんだと思った。その時、強い風がふき、「わっ!」と声が出た。イーブイは吹き飛ばされないように私の肩にしがみつく。
『隊を組む気はない?』
また新しい、ページがめくられる瞬間だった。
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時