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No.22 いいんですか? ページ22

「いいんですか?」
「あぁ、かまわない!俺もみんなを守るために何かしたいと思っていたからな」
「・・・・人の鏡ですね」
「そうか?」


 普通じゃないか?と言われたが、そういう人はあまりいないと思う。
 とりあえず、今日のところは解散だ。桐江は嵐山さんを送っていくと行って一緒に基地を出た。帰り際に嵐山さんが「二人ともまた明日!」と言って手を振って帰っていった。


「いい未来がみえた」
「そうですか」
「気にならないの?」
「なんとなくわかいましたから」


 お互い未来関係のサイドエフェクトを持ちながらもこの後いいことが起こると感じているのならそれは絶対に起こるだろう。









 そして翌日。


「おはよう!宮瀬さん」
「お、おはようございます。嵐山さん」


 朝、教室に入る前のことだ。なんか自分の教室から、ざわざわ&女子がいっぱいいると思ったら教室の前に嵐山さんがいる。目立つな。


「はい、これ」
「え?」
「先日助けてくれただろ、そのお礼だ!」

 
 嵐山からラッピングされた白い袋をもらう。宮瀬は混乱している。


「い、いやいや。そ、そんな当然のことしたんですから!」
「すごくかっこよかったよ!宮瀬さん!」
「いや、ありがとうございます(恥ずかしい!けどすごい嬉しい!)・・・・って、これは」
「俺の気持ちだ受け取ってくれ」

 
 その言葉に周りが、「キャー」と黄色い声を上げる。おいおい、なんか変なことになったぞ!そして数人にはギロッとにらまれた気がする。絶対そうだ。それじゃあなと去っていった嵐山さんに軽く手を振った後、私は急いで教室にはいる。自分の席に座った途端、クラスの女子が一斉に私のところに来た。ひぇ・・・。


「お、おはよー、どーしたみんな。・・・・なんかこわい」
「A、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「わかってるわよね」
「え、えー・・・・あははー、・・・・はは」


 その後めちゃくちゃ嵐山さんについて聞かれた。みんな私がボーダーに入っていることは知っているから、助けただけと話す。納得してもらったとかはわからないが、とりあえずは今は終わった。嵐山さんのすごさに驚く。

No.23 疲れた→←No.21 イケメンです



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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時

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