No.19 完璧じゃん ページ19
「あ、すみませ・・・・」
「こっちこそ、すまない!怪我はないか?」
移動教室の帰りに、栞と歩いていて角を曲がろうとした時だ。お互いちゃんと前を見ていなかったということもありぶつかってしまった。なんだこのお約束展開。しかも、ぶつかった人はイケメンだ。イケメンさんは私に手を伸ばす。私はその手をとり、立ち上げる。
「はい、大丈夫です」
「そうか、すまなかったな」
「い、いえ、こちらこそ」
イケメンは「すまなかった!」と言って去っていった。すごいどこかで見覚えのある髪型だったのは気のせいじゃないと思う。言わずもがな、あの未来視迅さんだ。
「A、大丈夫?」
「え、うん。平気」
「それにしてもお約束の展開でしたな」
「少女漫画みたいだった」
「それにあの人有名人だよ」
「マジか・・・・・」
「A知らないの?」
「まったく」
最近はボーダーのこととポケモンのことでいっぱいで、こういう話はおろそかになってた。前は敏感な部分もあったのに。
「あの人は三年生の嵐山さん。見た目通りのイケメンでとても優しくて、女子に人気があるんだよ」
「へー、すごっ(これで勉強もできたら完璧じゃん)」
「それに勉強もできるみたい」
「完璧じゃん」
この学校にもう一人チートがいるなんて・・・・。因みにもう一人は迅です。私は嵐山さんの背中をボーっとみる。
「何々、A。まさか惚れちゃった?」
「なっ!ち、違うから!」
「怪しい」
「ほんとだって!ほら、行くよ」
「待ってよー、A―」
「早くー」
私は嵐山さんをみて確信した。また会う気がする。それも会ったことによって何かが起こるのを。
そしてそれは、一週間後の時だった。
tOuka:修正してて思ったけど、一週間多いなwww
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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時