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No.14 かわいい! ページ14

「かわいい!」
「ヒトカゲっていうんだ」


 ヒトカゲは太刀川さんの方を向いて小さな手を上げる。太刀川さんはヒトカゲを持ち上げそのまま抱っこする。


「え、かわいい!いーなー太刀川さん!」
「いーだろ、いーだろ」
「なんか腹立つ」
「おいこら」


 軽くチョップされた。地味に痛い。でもいいな、早く私もポケモンほしい。


「でも、ヒトカゲって保護施設にいましたっけ?」


 この基地の近くにポケモンを保護する施設がある。私も暇なときに顔をだし、近い将来私のパートナーになるポケモンを見に行ってるが、ヒトカゲを見るのは初めてだ。


「あぁ、こいつはこの前の任務で拾ったんだ」
「なるほど」
「目が覚めた時には戸惑っていたがすぐに落ち着きを取り戻して、普通に過ごしてたな」


 それになんか俺になついてたからもらった。なんだそれ、うらやましい。


「どうしたらもらえるんだろう」
「保護施設に行ってくださいっていくればいいんじゃないか?」
「なにそれ、無理だろ」
「案外いけるんじゃね?」
「マジか・・・・」


 んじゃ、行ってくる!と言って太刀川さんとヒトカゲに見送られて基地を出た。







「やっぱりだめですか?」
「ごめんなさい、城戸さんたちの許可がないとダメなの。それにほら」


 と研究員の實島が窓ガラスを指さす。それを見た私は思わず「え?」と声に出していた。なぜなら、ポケモンが一匹もいないのだ。


「な、なんで!?もともと少なかったけど、もういないじゃん!」
「宮瀬ちゃんが、来る前に新隊員の人たちがもらっていっちゃったの」
「うそっ!」


 ということは私以外の新隊員は全員ポケモンをもらったことになる。なぜ私だけダメなんだ!!


「ちょっと、忍田さんとこに行ってきます」
「あ、それなら」
「行く必要はない」


 振り返れば忍田さんとジュカインがいる。い、いつのまに!!

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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時

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