No.1 それは突然だった。 ページ1
それは突然だった。
自分の誕生日でも、入学式でも、卒業式でもない日。突如、空にいくつもの黒い穴がいくつもここ三門市に現れた。私はその時、友達と遊ぶため友達の家に向かっていた。公園を通り過ぎようとしていた時にそれはいくつも現れ、公園にいたい小さな子達や親御さんが空を見上げたり、ざわついてたりしていた。私も歩いていた足を止め、空を見上げる。
なんだ、この怪奇現象。
テレビでしか見たことがなく、それもCGだと言い聞かせどこか信じていた今日この頃。まさか本当にあったなんて、それもいくとも。すげー、とか思いっていた。その時だ。黒い穴から何か出てきた。四足歩行の首が太くて長い物体がいくつもだ。それは何体も出てきて目からビームを発射。その行動に人々は混乱し親御さんは我が子を抱きながら逃げていく。
「うそっ!・・・・」
私もその場から逃げようとする。が、運悪く瓦礫が目の前に落ちてくる。・・・・危機一髪だ。
「あっぶな・・・・・」
ドスン
まるで象並みの足音が背後でなった。私はバッと振り返りその正体をみた。さっきからビームを撃ってた怪物だ。私の背後には瓦礫、目の前には怪物。じゃあどこに逃げる?もちろん横だ。私は急いで公園にはいる。とりあえず、遊具の中に入るが、絶対に危ない。そんな考えいまの私にはなく、とりあえず逃げる!隠れる!が頭の中にしかなかった。
「・・・ひくっ!」
私しかいないと思ったところに子供の声。声をした方を見ると二人の女の子が小さくうずくまっている。私はすぐにその子達のそばに行く。
「大丈夫?!」
「・・・・・」
「・・・・こわいよー」
一人は怖くて声がでない。もう一人は私を見て泣きわめく。私は二人の女の子を抱きしめる。
「大丈夫、大丈夫だから!」
なんてなんの根拠もなにしにそういう。二人の女の子は私にしがみつき体を震わせる。正直に言って私も怖い、でも・・・この小さな二人を今守れるのは私しかいないのだ。私は二人の女の子の頭を撫で落ち着かせる。だけど、自分も落ち着けていない今、この子たちを落ち着かせるなんて無理だ。二人は先ほどと変わらず泣き、恐怖でおびえている。
しばらくすると辺りに先ほどの怪物の気配はない。私は二人の手を握り外に出る。
「・・・・っ!」
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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時