本気を出さないボーダー隊員【ワールドトリガー】 番外編 ２

番外編　もし主人公がボーダー隊員じゃなかったら　３ ページ25

絶対あれだ。100％レベルで絶対あれだろ。よし、振り返らずに逃げよう！！


「(逃げろーーーーーー！！頑張れっ、私の足！！)」


と、走る。いや、ほんと命かかってるんで。うぉぉぉぉおおおお！！


　だが、逃げることに集中したいのに後ろから明らかに追いかけてきている気配がするのでやばい。と、その時だった。


「・・・・なぁっ！？」


　お決まりのやつです。石につまづき転倒。倒れる・・・！


「・・・・え？」


　倒れなかった。が、浮遊感と抱きかかえられている感覚。いわゆるお姫様抱っこされている。


「ふ〜、危なかった」


　顔を上げると私をお姫様抱っこしている人物。茶髪の真ん中分けに青のサングラスみたいなものを額にかけている男性だ。


「間一髪だったね。大丈夫？」
「・・・・大丈夫なので下してもらっても？」
「え〜」
「うわっ・・・」


　ドン引きです。つか、さっさと下ろせや。





「っていう夢見たんだ」
「うわ、迅さん・・・」
「ちょっと、それAちゃんの夢の話だから。引かないでよ宇佐美」
「初対面のJKにお姫様抱っこって・・・」
「迅さんやるー」
「いや、だから夢の話でしょ。ねぇ」






tOuka:という夢落ち話でした。はじめはIFで書こうと思ったのですが夢落ちの方が面白そうだったので夢落ちにしました。主人公がボーダー隊員じゃなかったら「大変だなー。ファイト」とか思ってるんだろうな。というかそう思ってたらまさか自分もボーダー隊員になっちゃったって感じです。
いろんな人出てましたね。盛りだくさんだ。

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