薄紫色のリストバンド【牛島 若利】

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花咲「.....これ、一人一人あるみたいですｯ」


部員全員が目に涙を浮かべていた

花咲は涙をこらえAからのプレゼントを配る



天童「リストバンド....？」


五色「薄紫色の？」



花咲は薄紫という単語でお揃いのキーホルダーを買ったときのことを思い出す


花咲「...A先輩言ってました


白と紫は私の好きな色だって」




〜回想〜


貴方『私ね、この色が大好きなの

白と紫』


花咲「あ！白鳥沢の色と同じですね！」



貴方『それもあるけどね


あのね桜ちゃん色言葉って分かる？』


花咲「色言葉ですか？」


貴方『そう、花言葉とかと同じように色にも意味があるの


白は敬意と憧れの意味を持ち、すべての色を含む光そのもので

紫は集中させる効果とか気品とかっていう意味を持ってるの』


花咲「へー！」



貴方『光そのもので憧れとか

自分の潜在能力に気づかせてくれる光とか気品とかってさ白鳥沢見たいじゃない？』



〜回想終了〜



花咲「A先輩は白鳥沢の皆が大好きで

あのときのA先輩の笑顔はすっごくキラキラしてて白鳥沢の皆が本当に好きなんだってｯ...！！」



花咲の言葉に皆が辛い気持ちになる



大平「..あれ、メッセージカードが入ってる」


皆、リストバンドの隣に小さいメッセージカードが入っていてた



五色「＜次期エース、もっともっと頑張って白鳥沢を導いてね＞」


川西「＜白鳥沢のブロックの要は太一だよ、頑張れ＞」


白布「＜皆をよろしくね、セッターは色々大変だろうけど頑張れ＞」



大平「＜獅音はエースになれるくらいの力がある春高も頑張れ皆をよろしくね＞」


瀬見「＜サービスエース楽しみにしとくからね＞」


山形「＜どんなボールも拾って全部跳ね返してみせなさいよ！＞」


天童「＜覚のゲスブロックでどんどんドシャット決めちゃえ！！＞」


短い文章だけど、Aの思いが伝わってくる



牛島「.....Aは、今どこにいる」


鷲匠「今ごろ駅に向かってんだろ」


五色「監督！！」


鷲匠「表にバス止めてあるから行け」



監督の言葉に皆が驚く



大平「いいんですか？」


鷲匠「Aには口止めされてるがな

昼過ぎの新幹線で出るらしい

お前らの気持ちも伝えてこい」


牛島「行くぞ」


牛島の後ろに全員ついてバスまで走った

牛島の手に握られているメッセージカード




＜大好きだよ、恋愛的な意味で

ずっとずっと私は若利に恋してます＞

２５→←２３〜手紙〜

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