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「ひろくんとゆうくんは

なんのおねがいしたの?」






北「おれはね〜っ」





言いかけた宏の唇に

人差し指を立てる裕太






玉「おねがいごとは

ひとにいっちゃだめなんだよ!

だれかにいったら

かなわなくなっちゃうの。」








「「え!?そうなの?」」


ってびっくりする宏と私







玉「うん。だから

かなったら

おしえてあげる〜」







「…おほしさまに

なんかいでもおねがいごと

していいの?」







玉「うん、いいんだよ」





「じゃあまいにちする…!

あしたのあさもよるも!」







毎日お願いをすれば

絶対に叶えてくれる、

そう思った私。









北「あさはおほしさま

いないからむりだよ。」




と、するどい宏からの正論







「えー…」






落ち込む私に






玉「…じゃあ、おそらに

おねがいしたら?」









「おそら…?」









玉「…そう。

おそらなら

まいにち、あさも

おひるも、よるも。

Aのみえるところにあるよ?」









「…そーする!」









.









.









…この日から毎日

私は空に、お願いすることにした。









.









小さい頃の記憶は断片的で、

たま、かっこいいこというなぁ〜!

って宏が言っていたところまでしか

記憶に残っていない。

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作者名:きなこ | 作成日時:2016年10月7日 1時

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