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____夜。


いつものように

2人はA、飯〜!って

勝手に家に入ってくる。








「…肉じゃがでいい?」


そう聞くと2人とも頷く。




特に宏は子供みたいに

目をキラキラさせながら。



どっちが年上なんだか…









.







.








作っている間は、裕太が




「じゃがいも、手伝う?」




ってキッチンに来てくれたけど

想像するとゾワっとするくらい、

裕太は包丁が苦手。





だから

大丈夫、ありがとう

って断るとふら〜っとリビングに向かった









.








と思ったら





「みつ〜、ゲームしよ」

「トランプどこだっけー?」





とか言ってる

裕太の声が聞こえる。









あいにく宏は

テレビのサッカー中継に夢中で。





裕太の声なんか

聞こえてないみたいに、無視。








.







…なんか、

可哀想になって来た、








「…裕太ぁー?

お箸とお皿、用意して!」







まだ煮詰め始めてもいないけど。





玉「…んー、わかった」




どてどて…って歩いてきて

食器棚から食器を出しながら





みつが構ってくれなかった、って。







「しょうがないよ、

サッカー見てる時は。笑」







宏は、飽きないの?

ってくらい昔からサッカーバカ。






玉「返事くらいしてくれてもいいのに。」





なんて、ぶーっていじけてる。





「ふふっ」








.








玉「ねー、終わったよ?

…やっぱり手伝う?」





あ…まずい






「もうあと、煮るだけだから!

大丈夫…!」







「…わかった。」

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作者名:きなこ | 作成日時:2016年10月7日 1時

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