*5 ページ6
____夜。
いつものように
2人はA、飯〜!って
勝手に家に入ってくる。
「…肉じゃがでいい?」
そう聞くと2人とも頷く。
特に宏は子供みたいに
目をキラキラさせながら。
どっちが年上なんだか…
.
.
作っている間は、裕太が
「じゃがいも、手伝う?」
ってキッチンに来てくれたけど
想像するとゾワっとするくらい、
裕太は包丁が苦手。
だから
大丈夫、ありがとう
って断るとふら〜っとリビングに向かった
.
と思ったら
「みつ〜、ゲームしよ」
「トランプどこだっけー?」
とか言ってる
裕太の声が聞こえる。
あいにく宏は
テレビのサッカー中継に夢中で。
裕太の声なんか
聞こえてないみたいに、無視。
.
…なんか、
可哀想になって来た、
「…裕太ぁー?
お箸とお皿、用意して!」
まだ煮詰め始めてもいないけど。
玉「…んー、わかった」
どてどて…って歩いてきて
食器棚から食器を出しながら
みつが構ってくれなかった、って。
「しょうがないよ、
サッカー見てる時は。笑」
宏は、飽きないの?
ってくらい昔からサッカーバカ。
玉「返事くらいしてくれてもいいのに。」
なんて、ぶーっていじけてる。
「ふふっ」
.
玉「ねー、終わったよ?
…やっぱり手伝う?」
あ…まずい
「もうあと、煮るだけだから!
大丈夫…!」
「…わかった。」
133人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きなこ | 作成日時:2016年10月7日 1時