scherzando ページ27
「すいません、先輩!・・・将也先輩」
これまた下校時刻。
美里が音楽室から出ようとすると、将也がチューナーを忘れているのを発見し、美里は走って呼び止める。
「あれ?将也先輩?会田先輩って呼んでなかった?」
「・・・どっちでもいいじゃないですか」
「まあどっちでもいいけど。呼び捨てでもいいし」
「それは嫌です。先輩ですから」
「堅いなあ」
将也はあまり先輩後輩の関係を気にしないが、美里はきっちりした性格だ。
「お!二人ともー!ね、ペットパートで帰らない?今舞ちゃんと話してたところなんだ」
百華が美里の肩をたたき、話しかける。百華の隣には舞がいる。
「いいじゃん!全員集合だな」
「んー、あーでもやっぱり、将也は抜きで女子会にしちゃう?」
「いいね!じゃあ美里先輩も行きましょう!」
舞は美里と百華の手を握る。
「おい!」
将也が珍しくツッコむと、冗談冗談、とクスクス笑う。
美里はその横顔を見て、複雑そうに笑う。
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おもちたろう - かなみんさん» 作者のおもちたろうといいます。かなみんさん、作品を読んでくださりありがとうございます。トランペット担当なんですね!かっこいいです! (2017年8月21日 17時) (レス) id: 560a5b69fc (このIDを非表示/違反報告)
かなみん - 私、吹奏楽部でトランペットを吹いているの (2017年8月21日 0時) (レス) id: d23cc83fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもちたろう | 作成日時:2017年7月7日 20時