苦さが21つ ページ22
Aside
貴｢私､最低じゃん…｣
涙が頬を伝う。
あの後無我夢中に走っていると
海に辿り着いた。
そのまま私は階段に腰を下ろし
海を眺めていた。
先程の言葉を思い出す。
貴｢ルカちゃんは何にも悪くないのに…｣
私は膝に顔を埋める
だけど､悲しかった。
レオくんにあんな風に
言われたのは初めてだった。
こうやってレオくんの中で
私はどうでも良くなっていっちゃうのかな？
ルカちゃんが大きくなっていく度に
ううん､例えばレオくんと私が結婚して
子供が生まれたら
レオくんが子供に夢中になって
その度に私はこうやって駄々をこねるの？
そんなの…
すると､影が差し掛かった。
顔を上げて見ると
貴｢れおく､ん｣
レオくんが立っていた
レオくんは息が上がっていて
額には汗が浮かんでいた
焦ってきてくれたことが分かる
月永｢ごめん､おれルカたんに夢中になって
大切なこと忘れてた｣
そう言って私を抱き寄せて
月永｢A大好き､おれが一緒に
生きていきたいのはAだけ
だからこれからも一緒にいて｣
私の瞳を見つめながら
レオくんは言ってくれる
貴｢レオくん､これ｣
私はポケットから小包を取り出し
レオくんに渡す
貴｢明日渡すつもりだったけど｣
中身は
月永｢ピアス…｣
貴｢うん､レオくん海外に行っちゃうから
一緒なのあったらいいなって｣
そう言うともう一度抱きしめられる
月永｢本当にごめんな…
A大好きだ｣
貴｢私も｣
だけど
貴｢別れよう？｣
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ルル - 最後ら辺からすっごいうそつきリリィを思い出しました！もしやうそリリ読者でしたか！？！？ (2021年1月1日 23時) (
レス) id: df35b45a32 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 完結おめでとうございます、ドキドキしながら読んでました。ちょこましゅまろさんがまた復活される日を待っています。 (2020年4月2日 17時) (レス) id: de8873dc33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこましゅまろ x他1人 | 作成日時：2020年3月15日 13時
