思いが10つ ページ11
Aside
貴「っあと少し…なはず」
私は少しよろめきながら
前へ進む
目の前にはダンボールがあり
前が見えない状態なのだ
そして、箱の中身も重いという
おまけ付きだ。
それは数分前の出来事で
先生に授業後、雑用を任せられたのだ
貴「重たっ…!」
そろそろ腕が限界だ
けど、あと少し!
頑張れ!そう自分に言い聞かせ
1歩を出そうとしたとき
月永「あれ?A?」
貴「レオく、ぁ!」
名前を呼ばれて振り返ろうとしたら
積み重ねていたダンボールが
落ちそうになった
絶対に中身ぶちまける…!
そう思ったが
月永「っと、大丈夫か?」
レオくんが取ってくれたようで
貴「ありがとう…」
真逆取ってくれるとは…
貴「あ、貰うよ!」
そう言うと何故か呆れた顔をされた
なんで…??
月永「あのなぁ俺だって
このくらいは持てるからな?」
そう言って軽々と箱を持つ
貴「ひょろそうなのに…」
月永「聞こえてるからな!」
がるるるる!と威嚇される。
矢張り男の子なのだと、実感させられる。
いつの間にか抜かされていた背丈
すっかり変わってしまっていた体格
それに、男らしくなった手
貴「離れちゃったなぁ」
前までは近かったのにね
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作者名:ちょこましゅまろ x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 20時