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「シャックス・ウツロンくん。私たち、ずっと前から貴方のこと──…」
処刑したいって思ってたの♡
乙女心を弄んだ罪は重いのよ、バイバイ♡
麗しくも強き乙女悪魔たちに断頭台へと運ばれた主人公。そして、そのまま──
＊
sha「クソがあああ──ッ！！」
『ん、ふっ、はははは！』
sha「笑っとんちゃうぞA！！」
『ひっひひ、これは“良”ゲームだね』
ﾘｰﾄﾞ「どこが“良”ゲームだよ！！こんな、こんなのあんまりだ！」
斜め上を行く結末に久々にお腹を抱えて爆笑すると、涙を流し顔を歪めるシャオロンがガクンガクンと体を揺さぶってきた。
知るか知るか！こんなの自業自得でしょ！と、笑いながら彼に言うと、悔しそうにムキーッと歯を食いしばった。
sha「もっかい！このまま終わってたまるかよ！」
ﾘｰﾄﾞ「そうだよ！今度こそ仲間割れしないでさ！！」
ut「
こうして再び一致団結した彼らであったが…まぁ、予想の通り五分と経たずに仲間割れ。
醜く争う彼らに呆れから溜息を小さく吐き出すと、遠くで見知った二人組が目に飛び込んできた。
『あ、トントンとゾムだ。あれ？そういえばトンゾムって鬼畜ゲーばっかやってるから…このゲーム周回済みなんじゃない？』
sha「え？あー…アイツらはギャルゲって言うよか…」
ut「エロゲマスターやからこれは専門外やろ」
『えっ、ろ！？』
突然のカミングアウトに、ぼん！と一気に顔が熱で沸騰する。ゾムとトントンってそういう系のゲームを嗜む方々だったのか…そうか…そ、そうか…
sha「おやおやぁ？そんな真っ赤になっちゃって〜、Aちゃんにはまだ早かった出ちゅかねぇ〜」
『ば、ば、馬鹿にしないでよ！』
ut「シャオちゃん流石に女の子にそういうのは…」
おやおや〜？と意地の悪い笑みを浮かべて揶揄うシャオロンに、ぷるぷる震えて拳を握りしめていると、遠くから「あ！」と聞き慣れた声が。
tn「お前らこんなとこおったんか！」
zm「だーれも戻ってこおへんから心配したわ」
段々と背後から近づいてくる足音に何故かダラダラと流れる汗。
tn「A？黙ってどうしたん？」
『わーー！』
ポムと叩かれた肩に驚き、勢いよく立ち上がる。そしてそのまま彼らから逃げるように全速力で駆け出した。
tn「えぇ…？」
sha「ほんま面白いよなアイツ」
ut「これトンゾムの風評被害やで」
zm「ん？」
波乱のギャルゲー、ここにて閉幕。
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ねむ - 連載時期からずっと読んでいました。今でもこの作品が1番大好きなのでいつか更新されたらいいな〜と思い読み返しています。続編いつまでもお待ちしています。 (2023年2月14日 5時) (
レス) id: 684d7a9448 (このIDを非表示/違反報告)
ゆななぁ - この作品とっても好きです！続編楽しみにしています！！！ (2022年8月7日 21時) (レス) id: e0b9b0f844 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 海の幸さん» 随分と期間が空いたお返事になって申し訳ありません。またゆっくりと更新を再開していくつもりですので、お時間がある時にでもゆっくりとまた読んでやってください。コメントありがとうございました！ (2022年7月16日 9時) (レス) @page50 id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
海の幸(プロフ) - 初コメ失礼します。自分は語彙力が無いので上手く言葉に出来ませんが、この作品が本当に大好きだという事が伝われば幸いです。通知が来る度に、はしゃぎながら読んでいました。この作品を見つける事が出来てとても嬉しいです。お体ご自愛下さい。続編楽しみにしてます。 (2021年8月3日 16時) (レス) id: 773012e340 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - ルルーシュさん» 1番！？凄く嬉しいです…ありがとうございます！のろのろと本当におまたせしていただく形になってしまう更新ですが、これからも頑張っていこうと思います！改めてありがとうございました！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2021年3月11日 18時
