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sha「大先生──ッ！！」
大先生の放った灼熱の業火は見事スライムに的中。炎に包まれ燃え盛るスライムは大先生を手放すと、ドロドロと溶けて消滅してしまった。
ut「いててて……」
sha「大先生…お前……」
zm「なんや今の攻撃魔術！！いつの間にそんなん習ったん！？」
ut「えっ！？」
sha「お前今までタバコの火つける程度のラファイアしか出せへんかったのに……！」
tn「すごいなまるで大魔術師やんけ！」
『かっこよかったよ大先生！』
ut「い……いや〜…？僕もようわからんけど…この格好のせいなんかな？なんかちょっとその気になってもうて…ハッ！もしや危険に瀕したことで僕に秘められた才能が開花を…！？」
照れたように頭をかきながら口を開いた大先生の言葉に、私たち4人はハッと顔を見合せ黙って頷きあった。
『……これって、もしかして私たちも……？』
忍者、踊り子、魔術師、僧侶、勇者。それぞれ割り当てられた職業に基づいた力が…このゲーム内で私たちに付与されているのではないか？
.
.
.
sha「そっち行ったぞゾム──ッ！！」
凶悪な顔でヨダレを垂らしながらこちらへ突っ込んできた真っ赤な鱗のドラゴン。鼓膜を震わす咆哮の圧に屈することなく、そのドラゴンに突っ込んでいくひとつの影。
zm「任せな！！喰らえ、忍法……」
手裏剣乱舞！！！
ぼぼん！と大量に現れた大きな手裏剣を手に取った緑の忍者は、そのままドラゴンに向かって勢いよく投げつけた。
ドラゴンはいきなりの事に反応が遅れ、ゾムからの手裏剣の雨をその大きな体に全て受けることとなってしまった。
体をえぐられ、翼がもげ、地に落ちたドラゴン。
zm「翼は封じたぜ！今のうちに……」
ut「いや待て、来るぞ……！！」
手負いの獣ほど怖いものは無い、とよく言うが、それは野生のドラゴンも例外ではない。
油断して近づくゾム立ちに向かってドラゴンは最後の力を振り絞り、高熱の光線を吐き出した。
ut「ぎゃあああ──…あ？」
万事休す。
そう思われたが、そんな彼らとドラゴンの間に立ち塞がったトントンのバリアによって、ゾムと大先生は無傷の状態で救われた。
tn「今だ！！行け、シャオロン！！A！！」
トントンの掛け声に軽く頷き、地を蹴るシャオロンの動きに合わせて、私は力を溜め、ふわりと舞った。
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ねむ - 連載時期からずっと読んでいました。今でもこの作品が1番大好きなのでいつか更新されたらいいな〜と思い読み返しています。続編いつまでもお待ちしています。 (2023年2月14日 5時) (
レス) id: 684d7a9448 (このIDを非表示/違反報告)
ゆななぁ - この作品とっても好きです！続編楽しみにしています！！！ (2022年8月7日 21時) (レス) id: e0b9b0f844 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 海の幸さん» 随分と期間が空いたお返事になって申し訳ありません。またゆっくりと更新を再開していくつもりですので、お時間がある時にでもゆっくりとまた読んでやってください。コメントありがとうございました！ (2022年7月16日 9時) (レス) @page50 id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
海の幸(プロフ) - 初コメ失礼します。自分は語彙力が無いので上手く言葉に出来ませんが、この作品が本当に大好きだという事が伝われば幸いです。通知が来る度に、はしゃぎながら読んでいました。この作品を見つける事が出来てとても嬉しいです。お体ご自愛下さい。続編楽しみにしてます。 (2021年8月3日 16時) (レス) id: 773012e340 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - ルルーシュさん» 1番！？凄く嬉しいです…ありがとうございます！のろのろと本当におまたせしていただく形になってしまう更新ですが、これからも頑張っていこうと思います！改めてありがとうございました！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2021年3月11日 18時
