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入「これは…！ものすごく美味しいって評判の…“黄金の
突然、少し離れたところから聞こえてきたのは、入間君の驚いたような大きな声。そんな彼の声に、私とトントンは自然とそちらへ視線を向けた。
入「本当にもらっちゃっていいの！？
ｱｽﾞ「是非入間様とシェアしたいと思いまして。おトモダチですから！」
遠目からかよく分からないが、会話の内容的に入間君が手に持っているのは、私も大好きな
思い出しただけで涎がでてきた。
入間君、アズ君、クララちゃんの仲良しトリオを微笑ましく眺め、隣のトントンを見る。
彼は羨ましそうに涎を垂らし、そして腕を組みながら満足そうに何か考え事をしていた。
大方、以前彼にあげた夜鬼鼠破パンの味でも思い出しながら何かを妄想しているのだろう。
うんうん、と一人頷く彼だが、その頬につくのはご飯粒。
しょーがない、とってあげるか。と、おもむろに手をあげたタイミングで、食堂中に大きな張り上げた声が響き渡り、思わず反射であげかけた手を引っ込めた。
「号外〜！！今悪魔学校で話題沸騰中の黄金の夜鬼鼠破パンが……大好評につき！なんと数量限定で
tn「なん…やと、」
『おぉ〜！』
料理長の言葉に、トントンがガタッと腰を上げて反応し、私は惚けたような声を上げた。
凄いな、数量限定とはいえ全位階…これは、荒れるゾっ！！
と、心の中で独りごちった途端に聞こえてきたのは厳ついかさついた声。
「ククク…聞いたかお前ら…例のブツ…ひとつ残らず買い占めろ。邪魔するやつは皆殺しだ」
「「へい兄貴！！」」
「フン…弱い獣ほどよく群れる…」
「我…黄金…食ライ尽クス……！！」
す、既に不穏だーー！！
でも何でだろう…強そうなのに、めちゃくちゃ見え隠れするこの小物臭…
私はトンくんを腕に抱えたまま、チラリ、とトントンを盗み見る。
『！』
ギンッと鋭く釣り上げ闘志を燃やす彼のオーラに、思わず圧倒される。いつもは紅色のやわい瞳をとろんとさせているのに…。凄い…ほ、本気だ彼！
取り敢えず…
『が、がんばれ…』
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ねむ - 連載時期からずっと読んでいました。今でもこの作品が1番大好きなのでいつか更新されたらいいな〜と思い読み返しています。続編いつまでもお待ちしています。 (2023年2月14日 5時) (
レス) id: 684d7a9448 (このIDを非表示/違反報告)
ゆななぁ - この作品とっても好きです！続編楽しみにしています！！！ (2022年8月7日 21時) (レス) id: e0b9b0f844 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 海の幸さん» 随分と期間が空いたお返事になって申し訳ありません。またゆっくりと更新を再開していくつもりですので、お時間がある時にでもゆっくりとまた読んでやってください。コメントありがとうございました！ (2022年7月16日 9時) (レス) @page50 id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
海の幸(プロフ) - 初コメ失礼します。自分は語彙力が無いので上手く言葉に出来ませんが、この作品が本当に大好きだという事が伝われば幸いです。通知が来る度に、はしゃぎながら読んでいました。この作品を見つける事が出来てとても嬉しいです。お体ご自愛下さい。続編楽しみにしてます。 (2021年8月3日 16時) (レス) id: 773012e340 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - ルルーシュさん» 1番！？凄く嬉しいです…ありがとうございます！のろのろと本当におまたせしていただく形になってしまう更新ですが、これからも頑張っていこうと思います！改めてありがとうございました！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2021年3月11日 18時
