episode64 ページ17
os「Aちゃんお酒強いんやね〜。これ結構度数高めのワインなのに……」
kr「地域によるけど、ロシフ国の国民はは体を温めるためによくお酒を飲むからね。大体14、5歳から酒を嗜むようになるから…Aちゃんが強いのも納得だね」
「軍学校でも夕飯時に水の代わりにお酒が出てましたからね」
rbr「はぇ〜羨まし、」
オスマン外交官がラベルを確認しながら口を開くと、仮面を少し上にずらしたレラおじさんが私の言葉を代弁してくれた。
まぁ、でもお酒弱い人とかもいるけどね。タミーラもお酒ダメな人だったし。
gr「……ホンマに酒好きなんやな」
「さっき言ったじゃないですか」
gr「気を使って言ったんかと思っとったわ」
オスマン外交官から取り上げられた酒瓶を返してもらっていると、恐る恐るといった感じにグルッペン総統が口を開いた。
本心だったんだけどな。
そんな思いが顔に出てたのだろうか。私の顔を見たグルッペン総統は可笑しそうに笑って「すまん」と謝った。
si「Aちゃんお酒いける口なんやね。じゃあ今日から晩酌チームに強制参加ね」
rbr「お、ええやんええやん。飲み仲間が増えるのは有難いわ」
ht「人数少なくて肩身が狭かったからね。これで心おぎなく談話室を貸切に出来るよ」
「あ、えっと……よろしくお願いします？」
テーブル端の方で酒瓶を大量に空けてる3人。ぺ神さんと……確か騎馬隊トップのひとらんらんさんと、情報部トップのロボロさん。
見たことの無い沢山のお酒に囲まれたそこに思わず釘付けになるが、とりあえず頭を下げた。
tn「……あっち行きたい？」
「え？」
tn「いや、俺あんま酒強くあらへんから……あっちで飲んだ方が楽しいやろ」
くい、と顎でぺ神さん達の方を指したトントンはそのまま視線を逸らしお酒を煽った。
確かに、楽しいのかもしれないけど──
「私はトントンと飲みたいからここでいいや」
tn「は、俺？」
「トントンとお酒を飲める未来が来るなんて思いもしなかった。大きくなってまた会えるなんて思わなかったからさ……嬉しいからここでいい」
tn「……そっか、」
「お酒つごうか？」
tn「ん、頼む」
とくとくとく、と彼のグラスに注がれる赤い色。あの時は、本当にまだお互い子供だったのに……
大人になったんだなぁ、私たち。
tn「ありがとな」
溜まったお酒を見て、嬉しそうに笑ったトントン。
大人になっても、彼の笑顔はやっぱり眩しいな……って、
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蛇狐(プロフ) - #ゆー@金欠民族さん» ありがとうございます！自分のペースで頑張っていきます！ (2020年12月11日 16時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - 後編決定おめでとうございます！！ばちくそにおもろいです！！ ゆっくり、ゆっくりでいいんで続き待ってます！！ これからも頑張ってください！！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 妖々 梅雨里さん» 仕事の都合上、更新するペースはまちまちになってしまうと思いますが、頑張ります！ (2020年9月12日 21時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
妖々 梅雨里 - 更新ゆっくりと頑張ってくださいね〜無理をしたらちょっと……ね〜。 (2020年9月12日 12時) (レス) id: f5b2ce54f6 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - アズライト@pitterさん» ありがとうございます！これからもビシバシと物語を進めていきます！ (2020年8月20日 0時) (レス) id: a06b5d42fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月19日 8時
