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zm「飽きた」
tn「う、うぷ……トイレ…」
ut「うぅ……ケツ冷やしてくる」
『い、いってらっしゃーい……』
トントン君の口に食べ物を詰め込む事に飽きたゾム君は翼を広げて遥か彼方へ。ゾム君によって満腹の限界を超えたトントン君とトン君は顔面蒼白でトイレへ。シャオロン君によってお尻を破壊されたウツ君は水道へ。
そんな三者三様の彼らを引きつった笑みで私は送り出した。
sha「は〜〜〜、満足したァ」
地獄絵図を作り出した張本人は、とても満足そうにほくほく顔で私の隣に座った。
シャオロン君のコップが空になっていたのでジュースを継ぎ足してやると、彼は「さんきゅ」と笑った。
sha「不思議なもんやな〜何かめっちゃテンション上がってもーたわ！」
ci「いつの間にか他の生徒たちも集まってきましたね」
チーノ先輩の言葉に、ふと周りを見渡してみると、確かに私たちのようにお菓子や飲み物を用意して桜を見て楽しむ悪魔たちの姿がそこにあった。
なんだか、故郷のお花見を思い出す。
すぴーすぴーと鼻ちょうちんを出しながら眠るショッピ先輩をチラリと見て、「ほんまコイツはどこででも寝とるな」とチーノ先輩は苦笑した。
ci「それにしてもシャオさん、Aちゃん、賑やかな歓迎会になって良かったっすよ〜」
sha「つか俺入団するとは一言も言ってへんからな。俺が入りたいのは……」
ci「わかってますよ。本当はシャオさんが生徒会に入りたがってることは…」
sha「えっ」
意外だ。まさかチーノ先輩が知っているとは思わなかった。
困ったように眉を下げ、申し訳なさそうに笑うチーノ先輩になんだか心が痛くなる。
ci「ただ、団長さんがシャオさんのこと凄く買ってはるんです。こんなに欲望に真っ直ぐな悪魔はなかなかいないと……あなたは我々師団に必要な存在なんですよ」
そう言って遠くを見ていたチーノ先輩はシャオロン君に向き直り、優しく笑った。
ci「これは僕からのお願いですが……もう少し…僕たちと共に活動してはくれませんか」
sha「…………」
シャオロン君はチーノ先輩の言葉に目をふせ、少し考える素振りを見せると、照れたように小さく口を開いた。
sha「ま、お前ええ奴っぽいから、考えといあるわ」
ci「ほんまですか！」
すました顔でそういったシャオロン君。
彼の後ろでとても嬉しそうにパタパタと尻尾が揺れている事は黙っておいてあげよう。
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天谷(プロフ) - 甲殻類様のイラストめったゃ好きです小説も面白いです頑張ってください (2021年4月27日 22時) (携帯から) (
レス) id: 598bb1266d (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 涼さん» お、お恥ずかしい……！ご指摘ありがとうございます！下手に馬鹿を晒さずに済みました…笑 ありがとうございます！別の方がもう少し落ち着いたらこちらとバランスよく更新していく予定ですので、もう暫し待っていただければ幸いです。 (2020年8月12日 0時) (レス) id: a06b5d42fa (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 続編もすごく楽しみながら読ませて頂いてます…！72話の部分で『ちんとんかん』と書かれていますが、正しくは『頓珍漢(とんちんかん)』だと思います！細かいところをいちいち、すみせん…！無理のないように、自分のペースで更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5cac8d186e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - ゆきなさん» 魔ｄ！原作がまだバトラパーティーなので何とも言えませんが...是非イルミちゃんと夢主ちゃんとで一緒に躍らせたいですね..！有難うございます、ちょっと性癖詰めましたｗ (2020年8月9日 19時) (レス) id: ba8f57988d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 推しが尊い…ｱｸﾄﾞﾙの時どうなるかな？zmさんが横抱きにして血を吸う？所がなんかﾆﾔﾆﾔしました！ (2020年8月9日 4時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年6月9日 21時
