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ｱﾒ「さて、特待生……なぜ君がここに連れてこられたか分かるか？」
『い、いえ……さっぱり分かりません…』
状況を簡潔に説明しよう。
私は何故か生徒会室にアメリ会長と2人きりで向かい合っている。
時はアメリ会長と私たちの邂逅まで遡る。
会長さんは、シャオロンくんの肩をポンと軽く叩いたかと思うと、そのまま私の腕をつかみ困惑する私を他所にズルズルとここまで連れてきた。
ちなみにシャオロンくんに声をかけたのだが、何故か反応が返ってこず無視された。解せぬ。
らっだぁはらっだぁで、面白そうにニヨニヨと見守るだけで、なんのあてにもならない。仮にも私はご主人様なんですが……
話がズレたが、そんなこんなで冒頭の質問である。
ちんぷんかんぷんな私を他所に、アメリ会長はグッと距離を詰める。
ｱﾒ「正直に答えなさい、特待生・菅原A。君は本当に悪魔か？……いや、言い方を変えよう」
そう言うと、ムニっと頬を会長の両手で潰され、グッと顔を近づけられる。
アメリ会長の吸い込まれるような綺麗な瞳を見つめ、ゴクリと唾を飲み込み次の言葉を待つ。
ｱﾒ「君は人間か？」
『へ？』
アメリ会長の言葉が耳に入った途端、スゥッと背筋が凍ったような感覚に陥る。ドクドクと心臓が暴れ、冷や汗がタラりと垂れた。
『ち、違います』
ｱﾒ「………そうか」
アメリ会長は「すまない」と言葉を漏らし、私の頬を押さえつけていた掌を離し、そのままソッと私の頭を撫でた。
何故私を疑うのか。そんなことを考えながら、頬を撫でた会長の手が離れるのをボウッと見届けると、自身の肩の方から「大丈夫？」と心配そうな声が聞こえてきた。
『……らっだぁにも、人を心配する心があるんだね』
rd「心配してあげたのに酷くない！？」
私たちのやり取りにアメリ会長はクスクスと笑いながら棚を漁り、1つの箱を取りだした。
ｱﾒ「突然すまなかった。お詫びにと言ってはなんだが、美味しい紅茶と茶菓子があるんだ。青い使い魔君も一緒にどうだい？｣
『そ、そんな！大丈夫で「ヤッター！さすが会長さん！！」……えぇ…』
恐れ多くもアメリ会長と一緒にプチお茶会をする事になった。
トントン君たちに声をかけずに来てしまったが、大丈夫だろうか…
そんな心配がグルグルと頭を回ったが、フワフワの魔フィンを口に入れた瞬間、心配事は遥か彼方へ吹き飛んだ。
私、単純すぎないか？
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天谷(プロフ) - 甲殻類様のイラストめったゃ好きです小説も面白いです頑張ってください (2021年4月27日 22時) (携帯から) (
レス) id: 598bb1266d (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 涼さん» お、お恥ずかしい……！ご指摘ありがとうございます！下手に馬鹿を晒さずに済みました…笑 ありがとうございます！別の方がもう少し落ち着いたらこちらとバランスよく更新していく予定ですので、もう暫し待っていただければ幸いです。 (2020年8月12日 0時) (レス) id: a06b5d42fa (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 続編もすごく楽しみながら読ませて頂いてます…！72話の部分で『ちんとんかん』と書かれていますが、正しくは『頓珍漢(とんちんかん)』だと思います！細かいところをいちいち、すみせん…！無理のないように、自分のペースで更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5cac8d186e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - ゆきなさん» 魔ｄ！原作がまだバトラパーティーなので何とも言えませんが...是非イルミちゃんと夢主ちゃんとで一緒に躍らせたいですね..！有難うございます、ちょっと性癖詰めましたｗ (2020年8月9日 19時) (レス) id: ba8f57988d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 推しが尊い…ｱｸﾄﾞﾙの時どうなるかな？zmさんが横抱きにして血を吸う？所がなんかﾆﾔﾆﾔしました！ (2020年8月9日 4時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年6月9日 21時
