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先生が言葉を発した途端、教室が一気にざわついた。
らっだぁが言ってたヤツか……
手に持つ小さな箒をキュッと握りしめ、心の中で彼に手を合わせた。
今、初めてらっだぁが使い魔でよかったって思ったよ……ありがとうらっだぁ！
感動に浸っていると、ザワついた教室を落ち着かせるかのようにパンパンと先生は手を叩いた。そしてここからが大切だと言わんばかりにスっと目を細める。
ﾌﾞﾙ「それにあたりまずは──近くにいる者とペアを作りなさい」
近く……？
周りを見渡すも、シャオロン君はフードの悪魔と……トントン君はナンパしていたウツ君を追いかけていた為そのまま彼と……
アレ……？私は……？
ﾌﾞﾙ「む、Aは一人か……」
呆然とする私に気がついた先生は顎に手を当てて「ふむ、」と難しい顔をした。
不出来な生徒ですみません。
はぁ、と思わず溜息を吐いていると、ドスンと私の腰に何かが突進してきた。凄い勢いで思わず「うッ」と呻いてしまう。
sha「嫌やー！ないないない！コイツだけは絶対ない！A、俺とペアを組もう！」
必死の形相で訴えてくるシャオロン君。腰に絡みついてくる彼を離そうと頭を引っ張るも、「嫌や嫌や」と余計キツく絡みついてきた。
ﾌﾞﾙ「まぁ2人も3人も変わらないだろう。A、シャオロンとゾムとスリーマンセルで行動しなさい」
『え』
sha「え、アイツも!?」
ﾌﾞﾙ「……よし、全員決まったな。それでは早速試験会場まで移動する」
呆然と目を白くする私とシャオロン君の肩をフードの悪魔もといゾム君はギュッと嬉しそうに抱き寄せた。
ﾌﾞﾙ「各自速やかに行動したまえ」
zm「八──イ！」
sha「…………ち……チェンジィィィィ！！！」
悲痛なシャオロン君の叫び声が至近距離で耳を貫く中、ゾム君はグイッと肩を自分の方へ引き寄せ私の顔を覗き込んできた。
zm「なんやっけ？確かAやったっけか？」
『ェ、ﾊｲ』
zm「いっぱい遊ぼうな！」
『ﾊｲ……』
嬉々と話す戦犯ゾム君と「嫌やー！」と叫び続けるシャオロン君とのこの後の飛行試験のことを考え、全てを諦めて遠くを見つめた。
もう…どうにでもなれ……
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天谷(プロフ) - 甲殻類様のイラストめったゃ好きです小説も面白いです頑張ってください (2021年4月27日 22時) (携帯から) (
レス) id: 598bb1266d (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 涼さん» お、お恥ずかしい……！ご指摘ありがとうございます！下手に馬鹿を晒さずに済みました…笑 ありがとうございます！別の方がもう少し落ち着いたらこちらとバランスよく更新していく予定ですので、もう暫し待っていただければ幸いです。 (2020年8月12日 0時) (レス) id: a06b5d42fa (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 続編もすごく楽しみながら読ませて頂いてます…！72話の部分で『ちんとんかん』と書かれていますが、正しくは『頓珍漢(とんちんかん)』だと思います！細かいところをいちいち、すみせん…！無理のないように、自分のペースで更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5cac8d186e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - ゆきなさん» 魔ｄ！原作がまだバトラパーティーなので何とも言えませんが...是非イルミちゃんと夢主ちゃんとで一緒に躍らせたいですね..！有難うございます、ちょっと性癖詰めましたｗ (2020年8月9日 19時) (レス) id: ba8f57988d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 推しが尊い…ｱｸﾄﾞﾙの時どうなるかな？zmさんが横抱きにして血を吸う？所がなんかﾆﾔﾆﾔしました！ (2020年8月9日 4時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年6月9日 21時
