うぇすとでXmas

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そろそろ、定時や。




残業任せられると思って、もう自分の仕事おわったけど、さっきから先輩とか後輩からめっちゃ見られてる。




残業決定やな。




定時になった瞬間、




一斉に皆うちのところに来たけど、それより先に来たのは、




ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ




「はい。こちら〇〇会社の中村です。」




受付「あ、中村さんですか？！

あの、なんか受付に怪しい男の人がいて中村さんに用事があるって言ってるんですけど」




「え、誰や？名前は……?」








うちは、電話が終わったあと先輩達をかき分けて、上司の所に行った。




「あのっ！定時になったのでかえっていいですか？」




上司は、睨んだように見つめて笑顔になった。




上司「いっつも残業してる人に、駄目って言うわけないやん。

ほらっ、彼氏が待ってるんやろ？

あ、あとお前ら、ちゃんと自分の仕事は自分でしろよ！！」




「ありがとうございます！」




急いで、エレベーターに乗って受付に行くと……




重「お疲れ」




なんで、いるのか分からない。
だけど、それより何故か会いたかった




「仕事は……？」




重「嘘やで。仕事なんてあらへん
ただ、こうやってサプライズで迎えに行きたかっただけや

びっくりしたやろ？

嬉しかった？」




うちは、しげの胸に顔をつけて




「嬉しかった。誰が迎えに来てくれることが嬉しかった。」




重「そっか、」




しげはつぶやき、優しく抱きしめてくれた。




重「クリスマスさぁ、寒い中イルミネーション見るより、家で過ごした方がええやろ？笑」




「うんっ！しげわかっとるやん」




クリスマスは、あったかい家で過ごす方がうちらに合ってるわ。

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