Six to Ten

35. ページ36

目黒「Aって料理出来るんだね」






クリスマスも終わり、
一気に街は年末モード

私たちは年内最後のオフ
お兄さんたちはYouTubeの撮影があり
午前中はお仕事でいない

そんな中、我が家は
クリスマスパーティーの準備進める







「普段は涼太くんが
ささーっと作ってくれるから
それに甘えてるだけですぅ〜」







私だって一応は女の子

人並みに料理や家事はやってきた








村上「ねえめめ！こっち持ってー！」

向井「ちょっとめぐきゅん！
これ届かへんー！」









リビングから2人の叫び声









「ほら！めぐきゅんお呼びだよ(笑)」








リビングを指差すと
めんどくさい〜なんて言いながらも
嬉しそうな顔をして歩いて行った





一緒に住むようになって
みんなの今までとは違う一面が
見えることが増えた


みんなことをどんどん
知れている気がして嬉しかった









「「「「ただいまー」」」」







帰ってきたお兄ちゃん組









阿部「わあ！すげえ季節外れ！(笑)」

佐久間「でもすごい！」

岩本「これ3人が作ったの？」








3人の飾り付けに感動している様子

私はそんな様子を耳で聞きながら
ひたすら手を動かす

10人分のパーティーメニューは
手際が重要なことを痛感した







宮舘「やっぱり！
Aがいないから
絶対何か作ってると思った！」




ひょっこり顔を出した涼太くんは
着替えてくるから待ってて！と残し、
2階へ上がって行った






渡辺「うわっ！美味そう！食べていい？」






そう言って揚げたての唐揚げに手を伸ばす




「まだダーメ！」



慌ててその手を捕まえる






深澤「A料理上手なんだね〜(笑)」





全部美味しそうだもん、なんて
笑ってるふっかさん

この家ではデジャヴなことばっかり






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



村上「うわあ！美味しそう！」

目黒「腹減ったー！」

岩本「Aすげえな！」







テーブルの上にズラリと並ぶ料理たち

我ながらいい出来栄え








「さあ！食べよ！」

「「「「いただきまーす！」」」」






久しぶりに誰かのために料理作ったなあ、
なんて思っていると






佐久間「A！
これめちゃくちゃ美味い！」

阿部「これもだよ！」

渡辺「これもやばい！」








口々に私の作った料理たちを
褒めてくれるみんな




量が多くて大変だと感じたことも
どうでもよくなるくらい嬉しかった

36.→←34.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す