＊雑誌12 ページ27
Aside
ほっくんの発言にドキドキしながら撮影が始まった。
結婚式っていうシチュエーションだけで緊張してたけど、細かく指示を出してくれるから助かった。
「北斗くん ベールアップいこっか！」
ほっくんが 私のベールをゆっくりとめくって、
少し照れたように 笑った。
胸がぎゅうっと締め付けられたような感覚。
あ、私めちゃめちゃ顔赤い。
北「真っ赤だよ、A」
小さな声でそう言っていたずらっぽく笑うほっくん。
ちょっと悔しいけど 事実だし何より自覚してるから何も言えない。
「次 誓いのキスいきます！」
っきす？？？！！！！
……そりゃそうか、そうだよね。誓いのキスって定番だわ。
ほっくんの顔を見るけど、なんだか余裕そう。
北「A」
A「…ん、」
ほっくんの綺麗な顔が近付いてくる。
あと少しで触れるってところで 目を瞑る。
……あれ、
「はい！オッケーです！」
北「戻ろっか、A」
なんで、キス、しなかったの。
私の唇に触れたのはほっくんの指で、
傍から見たら キスしてるように見えるけど、私達の唇の間にはほっくんの指があって。
北「…どういう顔？それ」
A「……なんでしなかったの、」
北「嫌かなって思って。俺とすんの。」
そう言って苦笑いするほっくんは、
本当に何もわかってないと思う。
A「ほっくんが変なこと言うから 私だけ意識してるじゃん、…キスだって別に、嫌なんて言ってないじゃん、なんでそんなずるいことすんの、」
言い切った後に 私何言ってるんだろって少し冷静になったけど、
もう遅いみたい。
北「こっち。」
ほっくんに腕を掴まれて そのまま空き部屋に入る。
鍵を閉めて ほっくんは私を壁に押し付けた。
北「…本当、ばか」
ほっくんの低い声が聞こえて、すぐ後に唇に温かい感触。
酸欠になりそうなくらい長い。頭がくらくらする。
北「これ 見て妬いた。」
私の首筋を見ながらそう言うほっくん。
これ きょもの…
北「上書き」
チクリとした痛み。
北斗の唇が 首から私の唇まで上がってきて もう一度キスされた。
北「…A、好き、」
唇が触れるか 触れないかの近さでそう言うほっくんは、
すごく ずるい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 684人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱち(プロフ) - 皆様たくさんのコメントありがとうございます！リクエストなども送ってくださり嬉しいです。少しずつ返していきます。続編お楽しみに！ (2020年7月1日 11時) (
レス) id: ac613d93b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編読みたいです！良ければ末澤くんとの絡みもみたいです！ (2020年6月30日 15時) (レス) id: 09e6571630 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続編みたいです！ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 961db358a2 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいてます。お話、もっと読みたいので、続編お願いします！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: d27c2d3d70 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 続編待ってます´`* (2020年6月17日 13時) (レス) id: 26344d9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱち | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/profile
作成日時：2020年3月20日 23時
